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2013年07月29日
天井裏の曲者エアコン
みなさまー
本日もお疲れ様です
今日は朝から今まで、ずーっと雨降りでしたね
外で仕事をされる方には、
ずいぶんと憂鬱な1日だったのではないでしょうか。
かくいう僕もその一人
先日書いた通り、今日は家具館のエアコン工事だったのですが、
外は土砂降りの大雨‥
室外機の工事ができないじゃないかー
室外機というのは、エアコンの心臓部にあたります。
電源部があったり、冷媒配管の接続部があったりと、水分を嫌う部分なのです。
今回のエアコンは天井埋め込みのタイプ。
ビルトインというタイプになります
現在設置されているエアコンはこちら。
2台同時交換なので、ちょっと大掛かりな工事になります。
大雨により外の工事ができないので、まず先行して
冷媒を室外機に戻してあげる作業をしました。
なんじゃそら?
ですよね
エアコンは、冷媒(あったかくしたり冷やしたりするためのガス)を
利用して動いています。
このガスもちょいと曲者なんです。
現行のガスは R410A という名前で、
疑似共沸冷媒といわれています。
特徴は、圧力が高く、もしエアコンのガスが漏れた場合でも、
追加充填ができないという難点があります。
ですが安心してください、
その場合には、一度ガスを回収し、精密な計測を行いながら
充填を行うことが可能です。
もちろん、ガスを漏らさない工事が
もちろん、ガスを漏らさない工事が
プロとしての常識です
さてさて、そして変更前のガスは R22 という名前で、
ものすごく性能がいい代わりに、
少しですがオゾン層に穴を空ける効果を持っています
しかも塩素を含んでいるのでちょっと有毒
さきほどの R410A は毒素を含まず、オゾン層に穴を空ける
心配がない代替えフロンと呼ばれています。
とてもディープな世界です
とてもディープな世界です
ちなみにRのあとの1桁はフッ素系、
2桁はメタン系、3桁はエタン系です。
さて、このエアコンは冷媒ガスを室外機に戻し、配管を外します。
配管の洗浄をしたのち、
新しいエアコンの室内機を準備して取り付けます。
このように収まります。
旧型のエアコンはサイズが大きかったので、
このあと穴を隠すために
ワイドパネルというものを使用します。
配管を接続て、ドレン配管も接続。
ドレン配管というのは、冷房で発生した水分を
屋外へ排出するための配管です。
写真が前後しますが、
こちらの写真に写っている配管が冷媒配管です。
新しい冷媒ガスには以前ほどのサイズの配管が必要ないので、
新しい冷媒ガスには以前ほどのサイズの配管が必要ないので、
段落とし配管で配管径を下げています。
天井裏が配線で大変なことになっていました
さあ、完成です
穴もすっきり隠れてよい感じになりました
前のエアコンの汚れが目立ってますね
掃除したんですが経年でついた汚れなので落ちない…
明日晴れてくれさえすれば、室外機の交換を行う予定です。
予告通りのディープな話、いかがでしたか?
ここから追記です。
翌日、ビルトインエアコンの室外機を取り付けました。
クレーン車が使用できない狭い空間だったので、
足場を組んで、甲斐性で持ち上げました
あれだけ冷房効果がなかった展示空間に涼しい風が
これでお客様の心を乱さずに、
家具を見ていただけますね
無事に完了してよかったです。
翌日、ビルトインエアコンの室外機を取り付けました。
クレーン車が使用できない狭い空間だったので、
足場を組んで、甲斐性で持ち上げました
あれだけ冷房効果がなかった展示空間に涼しい風が
これでお客様の心を乱さずに、
家具を見ていただけますね
無事に完了してよかったです。
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タグ :天井埋め込みエアコン
Posted by ノリさん at 19:42│Comments(0)
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