2013年12月04日
エアコンの漏電原因はバイメタルでした
沖縄でもないのに､この挨拶で始まりました本日のブログ｡
「三相動力のエアコンが漏電している。なんとかしてください。」
とのご連絡をいただきましたので、原因の調査と改善を行って
きました。
では、先日行った作業の様子を書きたいと思います｡
まずは、お客様がブレーカがどうしても落ちてしまって入らないと
まずは、お客様がブレーカがどうしても落ちてしまって入らないと
いう配電盤まで案内してもらいました｡
OFF側にレバーが倒れ､漏電を検知した時に飛びでるボタンが
ぴょこっと顔を出ていました｡
6つある三相動力のエアコンと、凍結防止ヒーターのブレーカをすべて
6つある三相動力のエアコンと、凍結防止ヒーターのブレーカをすべて
OFFにして､飛び出たボタンを押し込み漏電ブレーカーを投入｡
漏電ブレーカに問題はなく、問題なく投入することができました。
漏電ブレーカに問題はなく、問題なく投入することができました。
あとは6回路ある配線を、個別にメガーテスターで調べていくのみです｡
メガ―テスターというのは、絶縁抵抗を測定する装置のことで、
電気工事屋の三種の神器とも呼ばれる大切な装置です。
結果､店舗1階にあるエアコンの2台が漏電していることが判明。
それ以外のエアコン回路、凍結防止ヒーター回路は良好な状態でした｡
配線､室内機共に問題はなく､コンプレッサーも調査しましたが絶縁
配線､室内機共に問題はなく､コンプレッサーも調査しましたが絶縁
抵抗値に問題は無し｡
残るは余熱ヒーター関係と、センサー関係のみ。
なんだかこれが怪しい気がする‥
きゅぴーん（ひらめいた音）
冷媒管の温度を検知しているセンサー部のコネクターを引き抜き
メガ―テスターで測定｡
閃きが功を奏し、絶縁抵抗の値が正常値を示しました
1台目のエアコンの漏電原因はこれで特定完了。
閃きが功を奏し、絶縁抵抗の値が正常値を示しました
1台目のエアコンの漏電原因はこれで特定完了。
もう1台の漏電しているエアコンも同じタイプなので、
もしやと思い､こちらもCMバイメタルのコネクターを抜いて測定｡
大正解でした
漏電している部品を取り外し､お客様に説明｡
この部品を外したままエアコンを起動させると､冷媒配管の温度を
もしやと思い､こちらもCMバイメタルのコネクターを抜いて測定｡
大正解でした
漏電している部品を取り外し､お客様に説明｡
この部品を外したままエアコンを起動させると､冷媒配管の温度を
検知できなくなるので危険な為、
運転再開をすぐにすることができませんでした。
残念ながら部品を取り寄せないと直せない事例でしたが、
さっそく部品を手配して到着待ち状態が3日かかりました｡
部品が届いた日にすぐにお邪魔して、エアコンを再起動。
さっそく部品を手配して到着待ち状態が3日かかりました｡
部品が届いた日にすぐにお邪魔して、エアコンを再起動。
メガ―テスターの示す絶縁抵抗値も正常でした
エアコンを買い替えるのか､修理で直すのかは判断が難しい
ところでもあります｡
ですが､不備のある部分さえわかれば直せなくもないのです｡
ですが､不備のある部分さえわかれば直せなくもないのです｡
ところが､コンプレッサーなどが壊れた場合には
修理費がとんでもなく跳ね上がることの方が多いので、
この場合には買い替えをお勧めしています｡
虫などが基盤に触れて漏電する場合もありますので､
異常を感じたら遠慮なく相談していただけると嬉しいです｡
解決できる事例は多々あります｡
漏電の判断は、我々電気のプロにお任せください
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