2014年01月19日
3kw 蓄熱暖房機 増設!
早いもので、1月も中旬を通り越し下旬へと向かっています。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、昨日施工してきた蓄熱暖房機の施工を記事にしたいと思います。
まず、蓄熱暖房とはどのようなものかご存知でしょうか(^^)?
簡単に説明すると…
深夜電力を利用して煉瓦に熱を貯め、それを暖房代わりに利用する。
こんなところでしょうかね?
中部電力との契約を
2時間帯別や3時間帯別にされているご家庭の話になりますが、
深夜の安い電気料金を利用して、
機器内部の熱線ヒーターで耐熱煉瓦に熱を加えます。
その時間は通常おおよそ8時間。
ものすごく熱せられたレンガに送風して、温まった空気を暖房として
利用する仕組となっています。
今回の施主様のお宅は従量電灯でしたので、
この契約を二時間帯別の契約に変更させていただきました。
これが従量電灯の電力メーターです。
電気を使用すると円盤が回転して、
数値が増えていくというメーターです。
そして、こちらが交換させていただいた
2時間帯別用の電子式電力メーターです。
電気を使用した分だけ数値が加算されていきます。
2時間帯別なので、朝7時~夜11時までの時間帯
(1kw あたりおおよそ 23円程度)と、
夜11時~翌朝7時までの時間帯
(1kw あたりおおよそ 9円程度)の電気使用料を
時間帯ごとに計測しています。
メーターの交換時、メーターの取付高さも少し下げました。
これは中部電力が電力量を検針する際、
規定されている高さよりも位置が高かったからです。
正しい高さは、計量する部分が 1m 80cm とされています。
これが高すぎると、施工業者がおしかりを受けるのです
既存設備がもともと高い位置にあったりすると困りもの‥。
さて、こちらが施工中の蓄熱暖房機の内部になります。
この機器だけでもかなりの重量があります。
蓄熱暖房機施工をする前日、
設計士さんを通して、大工さんに床の補強をしていただきました。
畳を外して、床下に梁を追加して強化してあります。
さらにフローリング仕様にしてありました
先ほどの機器を確実に固定、
その中に耐熱煉瓦を積んでいきます。
煉瓦1つでおおよそ 7.6kg あります。
この蓄熱暖房機には煉瓦が18個収まるので、煉瓦だけでも
136kg ほどになります。
床の補強が必要なのはこのためなのです。
電気系統も改造が必要になります。
分電盤がすでに目いっぱい使用されていて、
なおかつエアコンのブレーカが外部に増設されていました。
ここへ蓄熱暖房機専用のブレーカを増設しなくてはなりません。
ですので、この状況をこのように改善させていただきました。
これにより見た目も良く、安全性も高めることができます。
普段は蓋をしてあるので、このようにきれいに見えますね
しかし、すでに露出配線で施工されているエアコンの配線だけは
同時施工で隠して配線することができません。
別予算での施工でなら隠蔽配線も可能です
残念ながら、今回は現状維持とさせていただきました。
さあ、設置も完了しました。
これにて工事は完了です。
仕事を紹介いただいた設計士さん立会いの下、
機器の使い方説明と、設定を行います。
無事に引き渡しを終えることができましたよ
今朝からきっと快適に使用できていることと思います。
今期中は蓄熱暖房機の設置があと二件あるので、
そちらの方もいずれ紹介したいと思います。