2014年04月29日
温水器の取り換え工事
少し前になりますが、
「温水器が壊れてしまったので新しいものに交換してほしい。」
とのご依頼をいただきました。
どうやら温水器内部にある配管から漏水している様です。
かなり年季の入った温水器のために
問い合わせをしても、すでにアフターパーツは無いようです。
日立製のホットエースという機種でした。
このような機器は、
長くとも５年程度でパーツの生産が終了してしまいます。
これはどんどん新製品が世に出てくるため、
どうしても仕方のない現象なのです
今回は修理ではなく、さらに貯湯容量の多い温水器への交換。
新しい温水器は三菱製のダイアホットです。
貯湯容量も 550リッター と大容量です
多くお湯を利用されるご家庭にはこのような大容量タイプが望ましいですが、
ご家族が少ないご家庭の場合にはもっと貯湯容量が少ないタイプをお勧め
しています。
水道水の配管と、給湯用配管を処理し、
古い温水器を引っ張り出しました。
ありゃりゃ
赤さびの交じった残水が‥
もちろんちゃんと後から掃除しました。
今までもお湯に赤さびが混じっていたということなので、
これからはきれいなお湯を使っていただけますね
そして、こちらが輸送されてきたばかりの新品。
輸送時このはように梱包されています。
この枠をばらして‥。
この間に、僕は前の温水器のあった場所を掃除します。
同じ位置から長年動いていないので
掃除し甲斐があります
綺麗になったところに新しい温水器を運び込みます。
ここで今回の温水器の紹介を少し。
先ほども少し触れましたが、
メーカーは三菱製で、ダイアホットという種類です。
貯湯容量は 550リッター と多く、
本体重量は 65kg と軽いのです
水を入れた満水時には 615kg となります。
型番は STR-555CD
給湯専用の機種です。
電源は 200V（ボルト） を使用。
深夜電力を利用してお湯を沸かします。
温水器の更新と同時に、
電源系統の配線も改修させていただきました。
今までは専用タイマーと別のメーターを利用して配線されていましたが、
これからは時間帯別契約となりまして、一つのメーターで電気料金が
管理されます。
深夜11時から、翌朝7時までの時間帯だけ温水器に通電して
お湯を沸かします。
もちろん、日中でも通電してお湯の沸き増しが可能です。
この辺はエコキュートと同じ仕組みですので、
ただし、日中は深夜電力とは違って電気代が高いので注意です
深夜電力の11時から翌朝7時までは、
おおよそ 1kwh あたり 9円程度の電気代で、
それ以外の時間帯は 平均して 23円 だと思っていただければ、
いかに深夜の電気でお湯を沸かした方が得なのかが
お分かり頂けると思います。
今までの温水器の様に、タイマーで電気の通電を切られていた場合、
日中にお湯が足りなくなってしまっても沸き増しができませんでした。
これからは日中でも沸き増しができるので安心感はありますね
さて、では温水器を設置しましょう。
給水位置や排水位置を決めて仮置きします。
電気工事屋ですが、水道配管ももちろん当社で配管します
久々に活躍するねじ切り機くん。
新しい機械はやっぱり便利ですね(笑)
仕事がすいすいはかどりますもん。
あっという間に配管完了です
満水状態になるまで待って、水漏れがないかを確認
ここでしっかり確認しておかないと
お客様にご迷惑をかけてしまいますからね。
そして新しい凍結防止ヒーターと保温材を巻いて‥。
電圧確認もＯＫ
電源投入
新しいリモコンも正常に動作していました。
さて、あとはお湯が沸くのを待つだけです。
このダイアホット、初めて起動する際には自動でお湯を沸かす
機能が組み込まれています。
通電後、リモコンへの設定項目は現在時間の入力と、
電力会社の設定だけでＯＫです。
とても簡単な機構になっています
お客様にも喜んでいただけ、こちらも幸せな気分になりました
これからも喜んでいただける仕事を続けて行けるよう励みます。
