今日は、前回の記事で書き切れなかった部分のお話です。
ボイラーのリモコンを移設させて頂いたお客様のお宅から
既存の蛍光灯器具からLED化の追加でのご依頼を頂きました
各部屋の大きさを見させていただきまして、器具を事前に準備
「シンプルかつ、リモコン付きで調光調色ができる器具を‥」
というご要望でしたので、
リーズナブルでそれに対応した器具をお取り寄せ
早速器具の交換といきましょう
今回交換する照明器具の台数は3台。
まずは8畳間の和室から行ってみましょう
既存の照明器具はペンダントタイプの照明器具で、
引き紐でON・OFFを操作するタイプ。
壁に照明用のスイッチが無いので、
器具に直で 100V（ボルト） が印加されています。
引掛けシーリングもそのまま使えないことはないのですが、
10年以上経過しているのでこれも取り替えて、ネジもきっちり締め直し
古い設備はネジが緩んでいたり、ネジがまともに利かせてなかったりと
結構デンジャラスな場合もあるのです
今回もネジ1本が全然利いてなかったっす‥
だけど、照明器具が落ちてこなかったのは幸いでした
はい、あっという間に1台目の器具更新は完了です。
お求めやすい照明器具ですが、
調光も調色もちゃんとできるのでお勧めの器具となります
試験点灯も1台ずつ確実にしていきます。
まずは暖色での点灯ですよっ
やはり寝室には暖色の光が良く似合いますね
この光の下でスマホいじってると目がめちゃ疲れますのでご注意を(苦笑)
続いては寒色での点灯です。
青白い光になりますが、涼しげな雰囲気が得られるのはこの光です
文字の読みやすさや彩度は暖色に比べるとかなり向上します
光は使う部屋や、目的に合わせて選ぶのが一番です
勉強部屋に暖色の光はぜひやめてくださいね(笑)
さてさて、お次はお隣の部屋の6畳洋室の照明器具。
こちらは‥雰囲気的に多分天井直付けパターンかな？？
天井直付けの照明器具の場合の器具更新についての注意点は2つ。
1つ目は、天井にいくつもビスネジで固定してある可能性がある。
これによって丸い小型のシーリング照明に更新したときに
ネジ穴が目立つ場合があるのです
今回はそれをあまり意識しなかったのにも理由があるのですが‥
それは後程説明します。
2つ目は、天井の下地が器具の真ん中にない可能性がある。
これはまれにある事なのですが、天井直付けの器具を選定したことで
通線してある位置に下地を準備していない可能性があるのです。
ビスネジが利く場所にネジを締め付ければよいので、地を作ってない‥
そんな現場には何度か遭遇しています
でも、今回は下地がきっちりありまして固定も大丈夫でした
持ち込んだボードアンカーも使わずがっちり固定できましたよ
先ほどのビス穴が目立つという話をチラッとしましたが、
あまり意識しなかった理由は、天井の仕上げ材が 「ジプトーン」 という
直貼り化粧石膏ボードで、
元々穴の開いたような雰囲気の天井だったからです
もしも穴があっても、シリコンコーキングで埋めてしまえば目立たない
しかも今回は穴がうまく器具に隠れてしまったおかげで、
補修する必要はありませんでした
大概ジプトーンで仕上げられた天井は石膏ボードの二重貼り構造です。
ビスネジも長めの物じゃないと下地まで届かないので注意してください。
よし、最後の部屋の器具を更新しに向かいます
事前に調査はさせてもらっていましたが、天井にはおしゃれ器具が‥
天井面にも明かりを照らせる構造の器具で、
当時なら相当な高級照明器具ですね
ただ、お客様にしてみたらそんなに明るくもなくメンテがしにくい器具(苦笑)
残念だが君の役目はここまでだ
この部屋は変形しているけれどおおよそ12畳用の照明器具でOK。
既存の器具を外していくと‥あっ‥デカい穴が開いたままじゃん
とりあえず養生テープで穴をふさいで空気の流れをストップ
空気の流れがあると暖房しても寒い部屋になります‥
当時から寒い部屋だったと聞いていたけれど、
こういうところも原因となります‥
古いダウンライトも同じくで、気密性のないダウンライトには隙間がいっぱい。
夏場は天井裏の熱もおりてきますし、冬季は暖気が逃げる
照明器具の改修で、生活環境もちょっと良くなるかもですね
‥よし、新しい器具に更新完了です
点灯も調光調色もリモコンで一発
快適な暮らしには、やはり部屋をしっかりと照らしてくれる
そんな照明が必須ですね
おしゃれな器具は見た目は非常に良くても、
残念なことに暮らしていくうえで必要不可欠な明るさを確保できない、
そんな場合が多いですね
「この器具かわいい」 と購入したものの、
点灯したら全然明るくなかった そんなこともあります。
そんなときに参考にしたくなるのが 「〇〇W（ワット）相当」 という記載。
でも、これにも気を付けないといけない場合もあるんです
器具の直下だけ明るい場合でもそんな記載のされ方をする場合があります。
一番肝心なのは lm 「ルーメン」 という表記
これが低いと全然明るくありませんよ～
白熱電球 20W 相当なら 160lm～180lm
白熱電球 40W 相当なら 420lm～480lm
白熱電球 60W 相当なら 700lm～800lm
ちょっと参考にしてみてくださいね
ご用命ありがとうございました
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