今日はキッチン周りでよく起こり得るトラブルのお話です
こんな方法で問題を解決することができますよっていうのが今回のお話。
先日別の電気トラブルでお客様のところに行っていた時に
「キッチンのコンセントを使うとブレーカーがよく落ちて‥」
というご相談を頂きまして、問題解決後にお宅を訪問させて頂きました。
現地で状態を確認してもうびっくり
炊飯器、オーブン、コーヒーメーカー、ケトルが全部で1回路
炊飯器だけでも約 1400W(ワット) の消費電力なので、
電流に換算し直すと 14A(アンペア) の電流が流れることになります
一般的にはホーム分電盤の中にあるブレーカー1つに流せる電流は
20A(アンペア) ですので、余力が 6A しかないことになります(苦笑)
そこにほかの家電の大電流が流れれば一撃で遮断器は切れます。
このキッチンの魔物たちの相手は大変なのです
お客様曰く、
炊飯している最中にコーヒーメーカーを使ったらブレーカーが切れてしまい、
芯の残ったご飯を食べる羽目になってしまったのだとか
それをどう解決していったのかが今回の記事の内容です
分電盤にも予備回路は無く、
2つの回路を1つにまとめて予備回路も作る必要があります。
今回は2回路作ってあげたいので、まとめる回路は4回路。
使っていない座敷や、コンセント回路のほぼ無い回路を1つにまとめて、
2回路分の予備回路を作り出しますよ
工事完了後は2回路の専用回路+今までの1回路の合計3回路が
キッチン専用コンセントとして使っていただけるようになりました
各回路個別の回路なので、同時に3つのキッチン家電を使える様に
キッチンまでは分電盤からそこまで距離は無いのですが、
どれだけでも隠蔽配線で行きたい個人的な願望があります
既存状態から配線を隠蔽でもっていくのには
ちょっとしたコツと配線できる空間が必要です
今回は天井裏が覗けるダウンライトがあって、
分電盤までの経路が覗けるのでめちゃくちゃラッキー
天井裏へのアクセスは既存の分電盤から直で臨みます。
1本通ればなんとか2本通せます(笑)
一発で天井裏に通線できる時もあれば、
何回もトライしないと通せない時も
天井裏で配線を見つけることができれば勝ったも同然です
トライした回数は2回‥配線ゲットです
現状ではキッチンの専用回路は1回路で、コンセントが3個ある状態。
2つある既存コンセントはレンジという回路から分離して、
天井裏から通線してきた配線を個々のコンセントへと
1回路づつ接続しますよっ
できる限り既存の状態を活かしつつ専用回路化してあげれば
見た目も良いですし、お客様の金額的な負担も減りますからね
配線はコンセントの上から直で下ろす予定でしたが‥
どうしても通すことができない事が判明
窓枠上に穴を開けて中継して通線することにしました
この中継は見た目がいまいちになってしまうのでちょっと残念
これしか通線方法がなかったので何卒ご理解願いますm(__)m
コンセントが各々専用回路になったことで、
コーヒーメーカーとオーブン、そして炊飯器が同時にお米を炊いていても
安全に電気を使っていただけるようになりました
ただし、ご家庭で契約した電気の容量以上に電気を使うことができませんので、
電気を使い過ぎると今度は大元で停電することになります
あくまでも同時に機器を使ってもブレーカが切れにくくなるための
対策だとご了承願います
これにて今回の工事は無事に完了です
なんとか午前中でお昼ご飯前に施工完了できてほっとしました(笑)
隠蔽できない様な場所であっても専用回路は持ってくることができます。
「ブレーカがよく切れて困る‥」
「ここに専用の回路が欲しい‥」
そんなお悩みにもお応えいたします
そんな時はお声がけくださいませ
この度のご用命、誠にありがとうございました
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