先日 「電子レンジとオーブンのブレーカがよく切れて‥」
とのことでお客様のお宅へ訪問させて頂きました
ブレーカ、つまりは分電盤にある遮断器が切れる理由はいくつかあります。
ひとつは単純に電気の使い。
ひとつはお使いになっている機器の不調によるもの。
ひとつはその回路そのものに問題があるため。
大まかに分別して上記の3つとなります
お宅に訪問すると、おや‥電子レンジが新しい。
聞くと、ブレーカがあまりに切れるため機器を買い換えたのだそうです。
ふむ‥電子レンジの能力はどんなかな?
どれどれ
定格消費電力は 1430W(ワット) か、電流値にすると 14.3A(アンペア)
とかなりの電気を使う製品ですね。
コンセントの電流を流して良いとされる電流値は 15A まで。
電子レンジを使うだけなら全く問題ない状態です
もちろんオーブンも同時に使うわけではなく、
使っていると急にブレーカが切れるのだとか
ん? ちょっとまてよ‥このコンセントはブレーカ付きだな
このブレーカ付きコンセント、前に別の現場でも改修したことがあって、
その時も切れるブレーカというのが、このコンセントについている
ブレーカのことだったんです
「もしかしてこのブレーカが切れます?」 との問いに返事はYES。
やっぱりか
家の分電盤を調べると、電子レンジの回路は単独。
この回路を調べるとキッチンの先ほどの棚であることも判明。
これが切れずに棚のブレーカが切れているのなら
やはり先ほどの棚コンセントが怪しいですね
ただし、棚のブレーカは 15A(アンペア) で切れて、
分電盤のブレーカは 20A(アンペア) で切れる仕組みです。
それでも回路的に悪ければ分電盤側のこちらの回路が切れるので、
ほぼ棚のコンセントの経年劣化が原因だと考えられます
既存のブレーカ付きコンセントを撤去しましょう。
棚の下にもおなじものがあって、
そちらは上のコンセントが挙動不審になってから
長い期間使っていたらしく、同じ動きをしだしてきたらしいのです
もう完全に経年劣化としか考えられませんね
両方とも撤去してしまいます。
なにせ、この家を建ててから15年間経過しているとのことで、
備え付け機器の対応年数としてはとっくに寿命を迎えています
これをどう改修していくのかというと??
普通のコンセントに変えてしまいます
回路の保護は分電盤のブレーカがしてくれるので問題はありません
下の棚も同じように改修しておきます。
これで使用中に何度も通電が遮断されることは無くなるでしょう
機器や回路的に問題が発生した時には分電盤のブレーカが切れます。
棚に付属してくるブレーカ付きコンセントは常に熱や油、
または水蒸気などにもさらされるため、劣化も早いと思ってください。
最後にコンセントを指し直して、分電盤のブレーカを入れて完成です
この家の娘さんがお菓子作りが趣味とのことで、
毎回オーブンモードで焼いている途中でとまってしまうので
かなり困っていたそうです
改修から数日たっていますが、その後止まったという連絡はありません
「そんなところが壊れるの?」 という事例はたくさんあります。
困ったときは呼んでくださいね
この度のご用命、誠にありがとうございました
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