アンテナからの80m超えテレビ配線

ノリさん

2015年06月06日 08:07


昨日、現在建築中の住宅の為のアンテナ施工を行いました。

建築中の住宅は上枝駅の山中にある放送局のアンテナが全く見えない

山の中腹に建てられ、周囲の住宅はほぼ共同有線放送を利用中。


当初有線放送に加入する物だと思っていたのですが、

「アンテナを立てて自分だけで受信できませんか?」

とのご依頼


家の真裏に山を背負っているため放送局はまったく見えない立地

幸い山頂までも土地はお客さんの物だということなので調査のために

山頂まで行ってきました


放送局が見える場所を探し、そこから家までの配線距離を実測すると

距離にして80m弱。 (家屋内配線を除く)


使用するBSアンテナと地デジ用のUHFアンテナをメーカーに伝え、

ちゃんと受信できるかどうか、db(デジベル)の減衰率はどのくらいかを

調べてもらい、

むむっ、なんとか行ける

ってことで立てちゃいましたアンテナ




山頂まで道具と材料を運び上げるのはかなりの重労働

斜面も結構な勾配でした




電材の担当者に手伝ってもらって、フレームパイプだけは2人で

山頂まで運び上げましたよ


だがしかし

忘れ物があると気づいたときへこたれましたね‥




さて、今回使用したUHFアンテナはDXのUAD1900です。


ブースター(増幅器)と混合器が内蔵されており、うまく運用すれば

アンテナとブースターを個別に準備するより、安く効率よく作業ができる

僕のお気に入りアンテナです。

25素子相当なので受信感度もOK




穴を掘ってフレームパイプを建柱します。

柱などを建てる場合、全長の1/6の長さを埋設するのが基本です。

フレームパイプは6mなので1mを埋設分に。




柱の根元にはアンテナが風を受けて回転しないように「ねか」も装着


「ねか」とは、架空配電線路や独立電話線路などの支持物として使用する

柱に用いる回転防止処置材のことを言います。


山頂へ噴き上げる風も強そうなのでこれがあるだけでかなり強度も

変わってくるでしょう。


これを地中へ埋め込み、ネジを締めて固定します。




柱が完成したらアンテナを取り付けていくだけです。

UHFアンテナは放送局のアンテナ方向に向ければOK

想定通り住宅の間から放送局が見えます




ここに向けてUHFアンテナを調整。




BSアンテナも受信レベルを計測しながら最良の向きへ調整。




アンテナは完成です




家屋まで配線するテレビ線にはS-7C-FBという線を使用します。

住宅用テレビ配線には通常5C-FBという配線で十分なのですが、

今回は距離が長いため5Cの線では計算上テレビ視聴が不可能な

ほどdb(デジベル)が減衰してしまいます。


7Cを使用する事でブースター(増幅器)を使用して視聴できるレベル

までなんとか維持できるといった感じです。




昨日は大雨のために実測していませんが、今日これから測りに行って

見ようと思っています。



片づけが終わった後、宅地から最大望遠での撮影




近くには共同受信用のアンテナもありますが、そちらは木の陰になって

見えません。


メンテナンスのこと、お客さんの要望を両立してこの場所にアンテナを

設置しましたが、もしも受信感度が悪い場合には最後の手段、

ダブルブースターという方法があります。

ブーストしたものをさらにブーストするという方法ですが、あまりお勧めは

できません。


さて、8時を回ってしまったのでこの辺で現場へ向かいます。



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