当社で一番よく出る人気商品、『直管LEDランプ』
それを使ったLED化工事を昨日も施工させていただいてきました
消費電力は 40W(ワット)相当 のもので 1本 20W(ワット) の消費電力で、
半分の消費電力に抑える事ができる様になります
今回施行を行うのは事務所の照明器具7台分。
全て2灯式なので14本のLED電球を持ち込みました
さて、この日は2人態勢でしたので、さっそく手分けして施工を開始します
安定器へ繋がっている電線を切り離し、器具内部で配線を改造。
LEDランプへ直接 100V(ボルト) が入力されるように配線を修正します
向かいの照明器具も社長が改造中です。
ここで今まで使っていた照明器具の安定器を見てみましょう
安定器には消費電力や製造年月日、
有毒である 『PCB』 が使ってあるかどうかが記載されています。
「えっ、PCBってなに?」
そうなんです、知らない人の方が多いはずです。
ではちょっと掘り下げてお話していきましょう
PCBとは 『ポリ塩化ビフェニル』 のことで、化学的にも安定な性質を有する
ことから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体などに使用され、
家庭向けの照明器具の安定器にも多く使用されてきました
能力が高く効率が良い物にはなぜいつも毒性があるのでしょうね
肺がんを引き起こす可能性を上げる 『石綿』 もそうですが、
火災に強く、とても燃えにくい性能の高い非常に高性能の耐火素材でした。
PCBは溶けにくく沸点が高くて熱で分解しにくい。
不燃性であって、しかも電気絶縁性が高いなど、非常の高性能の絶縁油として
古くから多くの機器で使用されてきていたのです。
電柱を見上げてみてください。
大きな一斗缶が乗っている様な感じの電柱があるでしょ?
当時はあの中にも 『PCB』 がいっぱい詰まっていたんですよ
PCBは脂肪組織に蓄積しやすい性質があって、
発癌性、皮膚障害、内臓障害、ホルモン異常を引き起こすことが分かっています。
電気の歴史では、
1972年(昭和47年)の生産・使用の中止等の行政指導を経て、
1975年(昭和50年)に製造および輸入が原則禁止されたとのことです。
使用禁止がされたとはいえ、歴史の古い器具には残っている可能性もあります。
その場合には補完し、届け出なければならないのです。
さて、安定器を詳しく見ていきましょう。
どれどれ?
おぉ、1987年製造の照明器具です。
なんと29年物の照明器具です
綺麗に使われていますね
幸い全ての照明器具でPCBは一切使われていませんでした
消費電力も今までは器具1台当たり 84W(ワット) でしたが、
これからは1台当たり 40W(ワット) になるので、
全体では 308W(ワット) の省エネとなります
なにより電球交換の手間が減りますし、
手元の明るさが今までよりも強くなるので文字も見やすくなります
省エネよりそちらの方の意味合いの方が強い気がしますね
光の角度も調整できますので、
事務所スペースの器具は全て下側に光が向かうように設定しています
事務所横の休憩室は部屋全体をあかるくしたかったので、
あえて角度調整はせずにそのまま取付をさせて頂きました
事務所も問題なくLED化完了です
「おぉー明るい」
お客様の感嘆の声に思わずニヤリと口が緩んでしまいました
喜んでいただけるのが何よりです
ご用命ありがとうございました
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