畜産業は昼夜連休を問わず休みなし
生き物相手なので朝だろうが夜だろうがご飯やお世話が必須です。
つまり明かりは必需品
照明も設置から経年によって劣化し、明るさも徐々に失われていきます。
見てくださいなこの照明器具‥
まるで「黄な粉もち」みたいなお姿になっております
‥これはおが粉や藁の粉が湿気によって固まったもの
状況によっては漏電の原因にもなりますし、照明そのものを劣化せていきます。
余談になりますが、僕はこの粉が大の苦手
半日お仕事すると目と鼻が異常にかゆくなり夜は熱っぽくなる始末
今回のご依頼は、経年劣化で暗くなった照明をリニューアル
明るいものに交換したいというお客様の声を形にしていきます
今まで使用されてきた照明器具は点灯管を使用した旧式タイプ。
明かりそのものも器具内部にある 『安定器』 という部品の効率が悪く
電気の消費も多いのが特徴です。
点灯管と電球を同時に交換しないと能力が発揮できないのも困りもの
「明かりが白くて見やすい器具に変えてほしい‥。」
分かりましたよ、お任せください
ということで今回採用した照明器具はHfの高効率の照明器具。
『Hf』 というのは 『高周波点灯方式』 のことでインバーター点灯方式。
点灯管を使用した器具はチカチカっと点滅した後に明かりが灯りますが、
Hf照明器具は即時点灯します
↓↓ 点灯管のお話はこちらからどうぞ ↓↓
すぐに明るくて省エネ率も上昇、そんでもって明かりそのものが明るい
一石二鳥ならぬ一石三鳥の照明器具です
ただし、照明器具自体が少し高価なのを除けばのお話ですけどね
方法としてはLED化への器具改造という手も確かにありますが、
ホコリも多くすでに器具本体も劣化が著しいため今回は提案を見送りました。
そして、今回の照明リニューアルで器具の設置方法にも一工夫。
新しい器具をそのまま取りつけてしまえば施工は非常に簡単なんですけど‥
過酷な環境で少しでも寿命を延ばしてほしいという願いを込め
照明器具の穴という穴を気密用の防水テープで処理しています
これをしているのとしていないのではかなり違いが出るのではないかと‥
なんて勝手な思いでの施工なのですけど
実際に今まで使用されていた照明器具をばらしてみると分かりますが、
内部にまで蓄積されたホコリが層になっておりまする
当然ながら電線接続部や安定器にもホコリは触れており、
湿気によってホコリは湿気を帯びています。
計器で計測していないのでわかりませんが、
おそらく微量ですが漏電が発生していると思われます
照明器具交換後、
空間内の明かりは交換前の黄色い光から白く鮮明な白色に
他の空間もこの調子でどんどん変えていきます
仕切りで牛さんは分けてあるのですが‥
どの空間内でも牛さんに脚立を小突かれてしまいます
おっと
頼む、揺らさないでおくれ~
こちらの別棟ではHf化はせず、電球と点灯管を交換する作業を進めます。
黄色い光を白くする方法として、電球そのものを白い光を放つものに変える。
このような方法も取ることができます
一般的に安く販売されている点灯管式様の電球の 『白色』
実は光が黄色ががっており、
柔らかい雰囲気をつくってくれる反面明るさ的には暗く感じてしまうのです
採用した電球は 『フルホワイト』
白く明るい光を作り出してくれる電球です
ただ、ちょっとだけお高いのが難点です
しかしながら今までの電球よりもはるかに明るく照らしてくれるはずなので
夜間作業や早朝の餌やりには必ず活躍してくれるはずです。
さて、残すは親牛さんの居る空間を照明改善していきますかね‥
うーん、子牛さんはまだいいのですけど親牛さんは恐ろしぃ
体の大きさは子牛の3倍はある‥
しかも角がしっかり残っている~
あの巨体で突進されたら僕は間違いなく脚立と一緒に吹っ飛ばされるでしょう
そんでもって牛さんのウン〇の中に真っ逆さま~
ドキドキしながらこちらも改修完了です
交換した照明器具8台
交換した電球は数十本
ご依頼いただいた空間の明かりはこれにて最適化が完了いたしました
明かりひとつで空間は変わります。
白い光や太陽の光は集中力を高めて能率アップ
電球の色は癒しの光、青白い光は覚醒です
いつも照明維持のご用命ありがとうございます
これで仕事の能率が上がると良いですね
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