電気工事士試験合格しましたか!? そんなあなたに工事必須道具を紹介します♪

ノリさん

2020年01月23日 07:27


電気工事士の合格発表がされて数日経過しましたが、

みなさま結果はいかがだったでしょうか


「受かったから電気工事をするぜっ」 という方、

今日はいつも工事屋や検査、調査に使っている道具を

抜粋して紹介していきまーす

ちょっと使う物ならホームセンター品で事足りますが、

それで飯を食おうと思うならちゃんとプロ用工具をそろえましょ♪


今回は基本的に毎度の使う、電気工事に必須の装備品に絞ってご紹介

今回のご紹介は、あくまでも僕の世界観で話している‥

そういう認識でお願いします(笑)


さてさて、まずは基本の基本 『腰道具』 ですが、

これも人によって装備や道具の種類が変わります

僕の腰道具はというとこんな感じですぞっ




工事士さんや、会社毎に使う装備からメーカー、

腰道具の組み方まで変わる奥の深い必須装備品


仮に僕が他の人の腰道具を借りて仕事したとしましょう、

その時の作業効率は絶対に半分以下になること間違いなし


自分の使いやすい位置、手を動かしたときに的確にその道具を手にできる。

慣れてくると腰道具は完全に体の一部と化していきます。

自分だけの装備になるので、自分の手に合う工具を選ぶこと、

それを収めるサックもかなり重要になりますよ


では‥僕はどんな道具を装備しているのか見てもらいましょう




腰道具の装備をサックから外すとこんな感じ。

これも自分がどんな工事を主に行っているかで変わっていきます

自分の会社に勤めだして、この15年で絶対に必須となった道具がこちら


「ペンチ、ニッパ、ラジオペンチ、ネジザウルス」

「プラスドライバ、マイナスドライバ」

「ミニプラスドライバ、ミニマイナスドライバ、ちびプラスドライバ」

「ミニモンキーレンチ、スケール、電線磨きブラシ」

「水準器、テスター、検電器、」

「電工ナイフ、引き回しのこぎり、カッターナイフ」

「ビニルテープ、ワンプッシュ(下地探し用)、懐中電灯、マジックペン」

「ドライバービット各種、ステップル補助器、インシュロック」


住宅工事と工場の工事はこの装備で十分力を発揮できます

あとは足りない工具を袋に詰めて持ち込んで作業するスタイルです

とにかく使う物だけを身に着けるのが腰道具を軽くする小技。

でも、現場入りしてドライバーが抜け落ちていたりするともうがっくり‥(苦笑)

ほぼ使わないものは現場ごとに準備して持ってい行くのがベストです


テスターは電圧の確認や電流の測定に必須なので、

腰道具にはいつも入っていますが、これは基本中の基本アイテム

電気工事士なら必ず1つはもってますよっ

電気工事士の三種の神具の一つです




電圧測定から電流測定、電線の導通確認や抵抗値の測定など、

これが一台あるとないとでは全然ちがいます

無くてはならないアイテムです。

‥ただ、デジタルの弱点は誘導の電圧なども検知してしまうので、

アナログのテスターもあるとベストなのです


そういう時に使うのが、旧式のアナログテスター

クランプ付きの新品と、旧式の2台を車載していますよー


工場などでは電線が太いので、電流値を測るのにはこれが必須です。




ちなみに、どちらも電圧測定が可能なので、

誘導電圧を拾いたくないときはこのアナログテスターが活躍します

古いからと言ってバカにすると罰が当たりますよ(笑)


工場ではこのテスターを持ち歩くことが多いですねー


ここから紹介するテスターは、個人で揃えるにはちょっと大変に(苦笑)


でも、次に使用頻度の高くなるのは 『絶縁抵抗測定器』

通称 「メガオームテスター」

これも電気工事士の三種の神器の一つです。




電線間の絶縁状況(漏電測定)や、機器の絶縁確認に使います


「分電盤や配電盤のどの回路が漏電しているのか?」

 などなど、これが無いと悪い部分が特定するのに厳しい場面があります

あって困る装備ではありません


そして、三種の神器の最後を飾るのが 『接地抵抗測定器』

通称 「アーステスター」 です




精密な接地(アース)を測定するにはこれが必須

A種 10Ω(オーム) 以下

B種 150/I(地絡電流)Ω 以下
※1秒を超え2秒以内に自動的に高圧電路を遮断する装置を
 設置する場合300/IΩ 以下、1秒以内の場合は600/IΩ 以下

C種 10Ω(オーム) 以下

D種 100Ω(オーム) 以下

この様に、厳しい基準があるので接地(アース)の測定は必須なのです


住宅の場合では漏電遮断器を必ず使うので

500Ω(オーム)以下で大丈夫なことがほとんど


住宅用で簡易的にアースを計測するのに便利な測定器もあります

それが下の写真の 『簡易アーステスター』 です。




これは住宅のアース付きのコンセントのアース測定にすごく最適

竣工検査前に家中のアース状況をこれで測定できるので重宝します

100V(ボルト) のコンセントがあればアースの測定が可能なのです



工場の三相動力の工事をされる方にはこちらもお勧めします。

それが 『検相器』 

機械の正常な運転、電源運用には必須です




機械の中にはギアが複雑に噛み合っていて、

モーターが逆回転してしまうことで破損してしまう機械もあるのです


通常新しい機械は正相(右回転)で動くものなのですが、

古い機械は内部配線が現地の電源に合わせて

逆相に配線しなくてはいけないことも時にはあるのです‥


電線の色は正相で配線されているのにもかかわらず

逆相で通電していることもあるので動力は恐ろしい‥


この検相作業は工場作業では本当に大切になってきます。

電柱側から逆相のこともあるので、検電、検相は必須ですからねっ


あとは‥あると便利な伸縮タイプの検電器




僕は高圧設備も工事することがあるので、

停電後のキュービクルの中の検電や、

電柱の腕金の検電にはこの伸縮タイプの検電器が活躍します


うーん‥あとは、個人的にあると便利だと思うのがもう一つありまして、

トランスや、コンプレッサーなどの触れられない温度測定したり、

エアコンの吹き出し口の温度を測定するのにはこの温度計が便利です




これは安物測定器なので、あくまで簡易的な温度測定用です(笑)


今回の道具紹介はこんなところかな??

このほかにも必須の工具はたくさんあります


圧着ペンチ(実は種類がめちゃくちゃある)とか、

学校でも試験勉強でも学べないもを目にしていくことがあると思います。


電気工事の世界は単純ですがものすごく奥の深い世界

管理を目指すか、現場を目指すか、はたまた両方目指すか。

これによって必要な資格も変わってきます。

従事する仕事の世界でも変わってくるのが資格


電気工事士に従事する資格にも三種の神器というのもあったりします(笑)


① 電気工事士(1種 or 2種)

② 消防設備士(甲種4類) 乙7類もあります。

③ 電気施工管理士(1級 or 2級)

ちなみに僕は 乙7類 以外は取得済みです


ビルメンと呼ばれるビルメンテナンスの仕事を目指すと、

三種の神器も変わります。


① 電験3種

② ビル管理士

③ エネルギー管理士

ボイラー技士も必要だったり‥これまた深い話になるのでやめましょ

ボイラー技士は高校の時に受けて落ちました


道具同様に、自分が今後本当に必要となるであろう資格に絞る。

これもとても大切だと思います


今日のお話はこんなところでおしまいにしましょー

今日も一日ご安全に


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