まだまだ厳しい残暑の続く日々
ピークは過ぎたという話も聞きますが、エアコン設置依頼は続きます
今回はリビング空間に冷房専用のエアコンを設置させて頂きました
電源は近隣のコンセントから‥というお客様の案もありました。
「お座敷換気扇があった場所のコンセントを利用する。」
当初のお話ではそんな提案もありましたが‥
冷房専用のエアコンでも使用時の電流は意外にもかなりの物です
歴史を重ねた住居なので、
既存配線がおそらく複数に分岐されていると推測‥
容量が持たないと判断して使用はやめました。
冷房、もしくはFFヒーターの煙突で使われたと思われる穴も、
エアコンの排水位置から考えても再利用不可
すべて新規で施工していきます
外してあった板を元に戻して、取り付け金具を設置していくと‥
ぬおぉー
いろいろギリギリすぎるっ(苦笑)
引掛け金具は若干前向きに曲げて引っかかるように調整。
‥曲げすぎると室内機の脱落につながりますので、
真似をして無理な加工などはぜひやめてくださいね
今回限りの臨時措置でございます。
穴の貫通先の梁上には既存の配線があります。
古民家ではよく見る風景ですが、
これを傷つけるわけにはいきませんぞっ
エアコンの化粧ダクト施工する際、
僕はフレキダクト自体をほとんど使いません
それはなぜか
見た目が悪くなってしまうから‥というのが理由の一つです
ただ今回は、梁と柱の段差と、梁のひねりを吸収するため
あえてフレキダクトを使用しております
屋外の仕上がり状況はこのような感じです
正面から見るとフレキにちょっと違和感を感じてしまいます
でも使ったのには理由があるのでご勘弁くださいませー(/ω\)
古民家なので分電盤にはアース(接地)はありませぬ
まいどの現地での接地確保を今回も実施です
架台は前脚のみアンカーで固定してありますよっ
設備する場所に傾斜がある場合には確実に固定する必要があります
さてさて、
エアコンの設置が完了したらエアコンの専用回路を分電盤にて準備。
予備回路が無い状態だったので、遮断器を増設しましょ
2P1E の 100V(ボルト)用の遮断器を取り付けますよ
2P1E と記載されているものは必ず 100V 専用で使用します。
2P2E と記載されているものは 100V でも 200V でも使用可能です
「P」 は極を表す 「pole」 という意味で、「E」 は 「element」 という意味。
過電流引きはずし素子のことを示しているのです
この素子が2つあるものが 2P2E でして、
2つの極に2つの引きはずし素子がありますよ~という意味です
なので、2P1E とは、2つの極のうち1つだけ引きはずし素子がある。
この様な意味となっています
工事士資格が無いとできない工事ですが、
けっこう大切なことなので書いておきますね
分電盤から配線を引きだして、屋外配線を経て室内のコンセントへ
冷媒ガス漏れ試験もOKで、試運転も問題なし
予定よりも早めに施工完了して次の現場へGO
家が留守の状態でお仕事をお任せくださっていたので、戸締りも確認。
途中でお客様とすれ違って、その場で施工完了をお伝えしました
お礼にと、高級トマトをい箱もいただいてしまった
早速昼ご飯に頂きましたが、甘いしうまいし最高でしたよ
お子さんが生まれたばかりで、暑いからできるだけ急いで‥
という要望になんとかお応えすることができました
冷房を上手に使って快適にお過ごしくださいね
この度のご用命、誠にありがとうございました
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