今日は連休に入る直前に頂いたご相談を解決した時のお話。
「和室の照明が点けようとすると点滅するんです。」 というお悩み。
ここから最初に推測したのは照明器具自体の寿命
点滅するのは蛍光灯を点灯させるインバーター回路が不具合を起こして
電気が安定しないことがあるからです。
または、点灯管の不良で蛍光灯が点灯できないのを繰り返している‥
とりあえずこの2つの可能性があることを伝えました。
「その他におかしなことはなかったですか?」 と聞いてみると‥
「点灯させようと紐をひくと上の方でバチバチって音が‥」
げげっ、 まさかの回答が帰ってきてしまったー
「それ多分接触不良です照明は使わないでください」
多分どこかで接触不良化断線が起きている証拠
そのまま使うと火事になる可能性大です
日を改めて現地へとお邪魔して器具を確認‥
あーやっぱり‥熱で焼けた混戦気があるぜよ
器具は電話で伝えた通りに使わない様に外してあって一安心
ですが、シーリングの金具の部分が火花が散って金属部分も融けかけ
接触不良による加熱でシーリングの導通部分も黒くなってしまっています。
念のため器具をシーリングボディに引っ掛けて点灯してみると‥
うわっ、接触部分が真っ赤になってる
お客様にもそれを見て頂いて原因がここにあることを確認して頂きました
なぜにそんなことが起こるのかというと、原因はここにあります
引掛けシーリングボディの接触面の劣化
「えっ、そんなことあるんですか?」 あるんです
照明器具をぶら下げたときにガタつきがあったら要注意
接触面がちゃんと触れ合っていない状態になっている可能性大です。
この部分はコンセントと同じと考えてください。
差込が不良だったり、コンセントが劣化していたりすると接触面が足りず
導通不良が発生。
導通不良はでんきが通りにくくなる抵抗と同じで、そこで熱が発生
コンセント火災となります。
過去記事ですが、関連記事のこちらもご覧ください
2016/03/22
つまり、どんな製品も接触不良は電気火災の原因になってしまうと言う事。
シーリングボディを新品に変えてこれで解決です
ガタつきがあったり、緩みがある場合は電気工事店に依頼して
できるだけ早めに直すように心がけてくださいね
昔ながらの照明器具は安定器も多く、本体自体が重くできています。
そのため、何年も使用していくことで接触部分が変形、
接触不良を起こす原因となっていくこともあるのでご注意ください
今回の点灯不良になった原因は完全に経年劣化がもたらしたもの。
シーリングボディを更新したので、
また安全に使っていただけるようになりました
原因と因果関係をちゃんと説明することで、
お客様にもなぜ今回のようなことが発生したのかをご理解いただけます。
一歩間違えば電気火災につながる接触不良
今後もこういったお悩みにも対応していきますので、
分からないことがあればいつでもご相談ください
この度のご用命、誠にありがとうございました
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