とある企業のシェアハウス計画がスタートしまして、
昨日から電気配線工事に入らせていただいております
シェアハウスに改造する家はもともと人が暮らしていた古民家。
キッチンは共有、お風呂ももちろん共有です。
洗濯機も増やし、トイレは3つに増強
その分電気設備が増えるので今ある分電盤空の配線が全然足りない
打ち合わせの結果、分電盤をもう1台増やして、
改築する部分はそこから配線することに確定しました
今ある分電盤から新しく増やす分電盤に入れる配線はこれ。
ビニル被服(絶縁体)の中に 8m㎡ の電線が3本収まっている電線です。
通称 SV8sq3芯
僕たちは「エスブイ ハチスケサンシン」と呼んでいます。
電灯で使う場合、40A(アンペア)まで電流を流せる電線です。
あくまでおおざっぱな電流数値です。
詳しい方から見たら突っ込みどころ満載の書き方をしていますが、
どうぞご容赦のほどよろしくお願いします。
詳しく書いても読んでいる方がちんぷんかんぷんになるだけですから
さて、この電線を天井裏に通しますよ
とはいうものの、天井裏とはいっても軒先部分しか覗けません
うーん、天井裏に入れない
ここで秘密道具の登場です
持っている道具の中でも使う頻度の高い道具
その名は『ケーブルキャッチャー』
電線を引入れる道具ですよ
この道具はまるで釣竿の様に6m伸びて電線を引掛けることができます。
しかも撓り(しなり)が少ないので施工性も抜群
そういえば、ホームセンターにも置いてあった気がするな‥。
最近のホームセンターは何でもアリですね
さっそく天井裏で前回まで伸ばし、
6m先にある小さな穴に先端を入れます。
伸ばした先の小さな穴付近には社長がスタンバイしております。
長距離の電線引入れ作業の場合には協力して作業する方が安全です。
時に、周囲の物を電線と一緒に引き倒すこともありえます。
2人で作業すれ引っ張る負荷も少ないし、電線が絡むこともありません。
しかも今回電線を引き入れている穴はこちら。
ダウンライトを仮に外して、その穴から電線を引き入れています。
ここから分電盤までもう一息の距離。
分電盤の上にも穴をあけさせていただき、『呼び線』のバインド線も準備。
今ある分電盤への入線準備は完了しています。
最初に電線を引入れているダウンライトの穴。
この部分は 8mm厚の石膏ボードです。
なので、一人で作業すると絶対に天井を傷めます
こういった作業では必ず2人の作業員が必要です。
一人が電線を天井裏から引っ張り、もう一人が電線を穴から押し込む。
お互いに声を掛け合っているので、
危ない時にや電線が絡まったときにはすぐに作業を中止できます。
おかげさまで無事に電線を引き出すことに成功しました
必用な長さを引き出してこちら側の準備は完了
社長のところへ戻り、
今ある分電盤の方にも電線を入線します。
電線も無事に入線完了したので、この現場は社長におまかせ。
僕は別の現場へと向かいました。
最近よく言われるのが、
「電気屋って、ちょこちょこ来てちょっと作業してすぐ他へ行ってしまう。」
‥確かに
自分のやれることを進めたら次の現場に移動してしまいますからね
リフォーム現場ではよく見る風景なんですよ~
11月に入り、もうじきリフォーム現場の配線も始まります。
今から材料をしっかり準備しておかないと行けませんね。
遠い現場ばかりなので、
いまから準備をきっちり行って憂いをなくしておきますよ
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