池田電工の、やってみせます! › 三相動力のひみつ( ´∀`)
2023年11月08日
ブレーカ? インバーター? 問題があるのはどっちだ!?
今回の緊急依頼は
「 インバーターのブレーカが順番に切れるから見て欲しい! 」
という怪奇現象が発生している牛舎のお話

インバーターもそれほど古くないけれど、、、
今夏の影響でかなり酷使したのだとか

始動時は問題なし‥でも設定されている 14Hz(ヘルツ) に到達すると‥
「 ブブブーー 」 と遮断器が音を鳴らし始めたぞ

順不動ですべてのブレーカーが順番に切れていく‥
見ていて気持ちのいい状況ではなかったのですが、
これで大体の見当がつきました。
「インバーター故障してないか‥??」 これがこの時点での結論。

調べていくと 5A(アンペア) の遮断器回路なのにほぼ倍の電流が

そりゃ遮断器も音出して切れるよ

とは言え一つでは答えとして弱いので隣の回路にも同じ調査を実施。
‥結果は同じで、ほぼ倍の電流値を計測。
2.5A(アンペア) の遮断器回路に 5A(アンペア) 以上の電流値

ここからどう解決していったかは本編へ。
今回のお話の本編はこちらのリンクからどうぞ

それでは本日もご安全にっ

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池田電工へのお問い合わせ方法は以下の通りです。
電話 0577-34-2633 (繋がりにくい場合があります)
FAX 0577-34-2829
携帯 090-1096-1567 (直通で僕が出ます)
Mail
ikedadenkou@gmail.com
※すぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。
岐阜県高山市の電気工事店です。
お気軽にお問い合わせください

(融資・車輌買取等の電話・FAXはご遠慮願います。)
2023年03月11日
機械が動かない原因は大元に‥素人は電気触らないで(泣)
別件でお客様のところで打ち合わせをしていたところ
「コンプレッサーがまた動かなくなって‥」 と3度目のトラブル

1回目は断線による停止。
2回目はコンプレッサーのマグネットの消耗による単相運転。
今回はどんな原因なのだろう

難しくないといいなぁと思いつつドキドキしながら調査に向かいました

君に合うのはこれで3度目だね(笑)
とりあえず症状を見たいのでスイッチON‥んん??
モーラーが唸ってるぞ、これってまた欠相してないか

電圧がおかしい! あぁ‥また単相運転状態になってる

コンセントを外すと‥おや端子で接続されている‥
いやまて、この圧着おかしくないか



ネジを外して怪しい端子部分を触る‥
スコスコ動くやん

よく今までこれで大丈夫だったな

これが原因だったか‥いやまて、絶対スイッチの方もおかしいだろ。
もう全部が怪しい

ん?? ヒューズもおかし‥いやヒューズじゃねぇし

これ銅線やん、、嘘だろーーー
しかも焼けて穴開いてるし‥
大元の欠相の原因はこれだ‥

この後の修理や施工の話は本編へ

以下のリンクからどうぞ

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2023年03月05日
新規機械なのに設定が逆相設計‥こんなことあるの(汗)!?
増設して貰った三相のコンセントにさすと機械が逆転するんです‥
とお電話を頂いたのが先日のこと

自分は正相で動力の配線を送電していたはずなのに逆転回転

工事をしたときも最終確認迄したのにそんなことあるのか

現地に向かって確認することに。
こちらが増設した新回路です。
調べるとやはり正相送電で正しい‥
昨年施工した回路も調べるとやはり正相送電。
よく見れば昨年施工したコンセントには延長コードが刺さっていて、
僕の作ったコードじゃないのも作りを見れば明らかでした。
もしやと思い分解すると延長コード内で逆相送電してるじゃないかー

そして機械側もはじめっから逆相施工‥
つまり延長コードで相がひねってあったから
延長コードで使った時は機械が正しく動いてくれたということです。
これでもう大丈夫かと思ったら
もう一台の新規導入した機械も逆転するらしい

新規製造機械なのに逆相で作る機械屋さんってどういう事

仕方ないので正しく作られている電源プラグで逆相送電できる様に。
まさかの新規機械でこんな設計ミスとか考えてませんでした‥
中古の機械なら使われていた場所で変更する場合は多々ありますが、
新品でこういうのやめて欲しい

詳しい内容や設置工事の詳細なお話は本編へ

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2023年03月01日
古い設備の一部改修では間に合わない場合も‥ 漏電改修はしっかり!
以前に漏電して畜産ファンが停止してしまい、
できる範囲で漏電改修した牛舎ですが、その後再び漏電‥

原因はファンが軸ブレを起こしていて電線が擦れてむき出しになったり
すぐに蓄積してしまう大量の湿気ったホコリだったり‥
確認に行った時に火花が散っているのを見てゾッとしました

今回は予算建てをしていただいて、
幹線配線と共に接続されている配線を改修してきました

このやり方ならもう大丈夫なはずです

当初の予定では入り口から数えて
牛舎後半部分の5基のみ改修する予定だったのですが、
念のためにと材料を多めにとっていたので、
全部で15基ある中の9基を改修させて頂きました

インバーターもメーカー在庫をお客様が取り寄せて下さり、
こちらも新品へと更新です

未だに半導体不足の影響で納期未定のインバーター器機。
農機具関連のメーカー在庫は助かります

今まで使っていたアナログ入力装置も組付けて、
今回の改修工事はすべて完了となりました

詳しい内容や設置工事の詳細なお話は本編へ

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2022年05月17日
事務所には三相動力エアコンもありかも!? 冷え冷えです♪
今回は電源が三相動力のエアコンを設置してきました

室内機も室外機もデカイから大変だったけど楽しかったですよっ

これからエアコン設置が増える時期ですので、
暑くなる前に施工が一番ですよ~

※こちらでも今までの方々に見て頂きたいので、
しばらくはリンク用の記事投稿していきます

それでは今日も張り切っていきましょう

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2021年11月15日
子牛に風邪をひかせない配慮! ファンの自動制御を後付け♪
今回のご依頼は 「子牛の畜産ファンを温度でON/OFFしたい。」
この様なご依頼です

最初はお話を聞いた時点で 200V(ボルト) 仕様で
制御盤を作ったのですが、、、
現地に行くと 100V(ボルト) でしか制御できそうにない状態

一度工房に戻り、200V仕様から100V仕様に改造

これで現地施工での準備完了です。
大人の牛は常時畜産ファンでの風が当たっていても良いのですが、
子牛は身体の面積も小さく、長時間冷たい空気にさらされるのは
やはり良くないとのことです。
牛の品種でも強い弱いがあるらしく、育った環境でもかなり違うらしい。
風邪をひいて我慢する牛もいるらしいので、結構ナイーブだとの事

この制御盤で求める状態を実現させていきましょう

電源は既存の遮断器で入り切りされており、
その電源事態にすでにインバーター制御が掛かっているため、
200V を拾っての制御ができませんでした。
なので、お隣にある100Vのコンセントから電源を貰って
制御だけを 100V で行い、 200V を電磁接触器で入り切りしちゃいます

この通路、リフトも通るので遮断器のボックスも移動していきます。
ですが、牛が電源を舐めると大変なのです

そのあたりも考えながら施工していきますよ

制御盤は鉄の柱に取り付けて欲しいとのご要望でしたので、
要望を取り入れつつ現状の配線を改修してみました

設定した気温は 15℃ で、15℃ を下回るとファンが停止します

半導体不足の現状、この装置を注文しても納期が未定です

たまたま融雪装置の関係でストックがあったのですぐ作れましたが、
これから制御を作りたいと考えて見える方は要注意です

温度は丸いつまみで簡単に設定が可能です。
制御の使い方いろんなことができるので、
畜産ファンが切れた後に別の制御をさせたりという制御もできたりします。
今回作った制御は温度でON/OFFさせるだけの単純な制御

冬期はほぼ15℃を下回るので、
遮断器でOFFしておくのがベストかもですね

遮断器の位置もリフトの干渉を避けるために少し移動。
前に直した記憶があるんですが、
ぶつかった様な形跡があったので移動しちゃいました(笑)
100V のコンセントも破損していたので修理。
これくらいの飛び出しならリフトもぶつからないでしょう

これにて今回のご依頼は完了です

自動制御なので、電源さえ来ていれば触ることは特にありません。
ほったらかしでOKです

夜間の切り忘れをすることも無くなりますし、
自動制御になるので忙しい中でも安心ですね。
この度のご用命、誠にありがとうございました

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2021年04月18日
危険な状態のコード改修! 使用時の安全性も向上させます♪
電源配線のコンディション大丈夫ですか

今回のご依頼は、「電源配線がボロボロなので何とかできますか?」
その様なお悩みの解決をしてきました

他にも配線施工したり増設したりした改修部分もあるのですが、
そちらはお客様のご都合によりアップいたしません(笑)
まずはコンプレッサーの状態から見ていきますか、どれどれ‥
あからさまにヤバイ状態ですね

劣化でパキパキ状態で、芯線が見えてます

こんな状態になっていますが、
引き取ってくる数日前まで使っていたというのだから驚きしかありません

おそらくですが、引き上げてくる際に外装がさらに割れたのだと思われます

そうじゃなかったらこんな状態になるまでほっときませんもんね??
ねっ?ねっ??(焦り)
何はともあれ、電源の配線は全取替するのでご安心ください

モーターを確認すると 3.7kw(キロワット)
屋内で使用するので VCT の 3.5sq-4C ケーブルで改修しましょう

配線を入れ替える場所はマグネットスイッチの一次側まで。
コンプレッサーは圧力スイッチで電源の入り切りを制御しているので、
そのスイッチとなるマグネットスイッチの1次側に新しい配線を接続して
改修は完了となります

アース(接地)配線も外れていたのでそちらも修繕。
コード先端のオスプラグも形成して‥
はい、これでコンプレッサーは復旧できました

配線の接続部分には今までも力が掛かっているような状況だったので、
配線の一部を移動するときの持ち手部分に固定しておきます

さてさて、コンプレッサーの修繕が済んだので
次の機械の改修をしていきます

次の機械はタイヤチェンジャーです

自家用にタイヤチェンジャーを設備するなんて、なんちゅう贅沢な‥

僕は羨ましくてよだれが出ます(笑)
※下の写真は配線改修完了後の物です。
持ち込んであった状態は無残に配線がぶった切られ、
外装には何kwの設備かの表記銘盤も無し‥
そんな時はモーターまでアクセスしに行くしかありません

カバーを外して、モータの油汚れ拭き取って‥
んー‥0.75kwだね

そうなるとコードの太さは 2sq あれば問題なし

コードを準備して、さらにもう一つ電気的にも安全に使っていただけるように
手元スイッチを増設していきますよ

とは言ってもあまり大きなスイッチを取り付ける場所もないので、
ON/OFF を簡単にできるスイッチを設備していきます。
可動部分にも干渉したりさせるわけにもいかないので、
スイッチの場所は機械の裏側になりました

本来ならば機械のそばにある電源設備での電源入り切り(手元スイッチ)
で操作を行うので今回のような押し釦スイッチは不要です。
ですが、今回の場合では電源ははるか先の作業場にありまして、
延長コードにて必要な際に使用するという計画になっております。
したがいまして、もし電気トラブルや機器の不調時が発生した場合や、
ちょっと機械の整備をする際、電源が切れないと危険で不便なのです

工場などではこういったお悩みはよくありますので、
今回もお客様にその旨をお伝えして設備追加をさせて頂きました

「機械的に動かない」 と 「電気的に動かない」 とでは
安全性にかなりの違いがあります。
機械的に動かない場合でも、誰かが操作レバーを動かしてしまえば
モーターは駆動してしまいます

電気的に動かない状態というのは、
レバーを操作してもモーターは動かない状態です。
整備中でのまさかのモーター巻き込まれの危険も無くなります

人によって安全の基準は違うとは思いますが、
機器の整備をする際には必ず電気的に動かないようにしましょうね

最後に、特注の三相動力用の延長コードを納品

少し長めにとのことでしたが、多目に長めにしておきました(笑)
延長コードも距離を引っ張る際に電圧降下が発生してしまうので
太めのコードにする必要があります

細いコードですと長時間の使用にて熱をもってコードが焼けてしまったり、
電圧降下の影響で機械の本来持つスペックを発揮できなくなることも

電気を簡単に考えられている方のDIY施工をよく目にすることがありますが、
必ず知識のある有資格者の方に施工を依頼するようにしてください。
安全で確実な仕事がなされていないと大変危険です

GW明け位からの仕事再開とのことですので、
また何か不調がありましたらいつでもお呼びくださいね

この度のご用命、誠にありがとうございました

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2021年04月03日
インバーターと配線を改修! 電気も従業員もご安全に!
あっ、深く掘り下げた話じゃなくて、更新しましたよという内容です(笑)
お客様からご依頼を頂きまして、
「補助金+どうしても必要となる経費」 内での予算構成でのお仕事

インバーター設備を旧式の 7.5kw(キロワット) の物から
最新の 7.5kw(キロワット) の物へと設備改修させて頂きました

できるだけお客様に負担のかからない無いようなプランで、
かつ早い施工ができる様に設計させて頂いたのですが、
まずもって既存配線の調査がかなり難航しました

配電盤にはまったく銘盤が無い

その上広い敷地内に何棟もの畜舎があるお客様の牛舎。
まずどこへどんな配線がなされているのか、
どの経路でどの遮断器がそれに当てはまるのかを調べるところからスタート

少しずつ遮断して、牛舎の棟を回りしながら図面に起こしていく地道作業。
1日かけておおよその経路を網羅‥
遮断器の一次側から容赦なく増設で送ってある配線もあって、
ざっくりとした状況だけなんとか把握することができました(苦笑)
そして見つけた既存インバーターの電源

銘盤が 「冷蔵庫」 なのにこれが電源ですかい



嫌な予感がして内部を確認すると‥
あぁ
ヒューズじゃなくて銅線入れてあるじゃん


しかも銅線の太さは 2mm ??
7.5kw用のインバーターならば通常はIV電線でも 2.6mm の太さは必要。
しかも T相 の銅線が明らかに過負荷で加熱した形跡あり

はじめは幹線の電源は再利用のつもりでしたが、
これを見て見ぬふりはできませんでした。
接続してある DV線 (本来は空中架空用の配線です) をたどっていくと、
うぐぐ‥なんすかこれは‥???
充電部がむきだしじゃないですかあぁぁぁ



こんな部分がインバーターへ接続される部分まで何回か続きまして、
徐々に接続部で線が細くなっていく仕様になっておりました

DV3.2mm → DV2.6mm → VVF2.0mm こんな感じです

でも、なぜかインバーターへは 2.6mm のVVF電線で接続されているという
謎仕様の配線工事

ちゃんと調べてよかった‥
と言う事で、幹線は引き直し確定です

幹線配線を引き直し、ようやく本題のインバーター設備改修へと移ります。
今までは畜産ファンが 0.75kw × 8台 だったものを
0.25kw × 8台 に置き換え。
配線経路も改修して、別のインバーターへ負荷を移動して
新しいインバーター負荷は 7.5kw できっちり押さえておきます

今までは負荷を計算すると明らかに 7.5kw を超えて運用していたのですが、
回転数を抑えたことと、インバーターであるがゆえに電流値が低く
何とか動いていたという感じだったのですね

いままでも何度かトラブルがあり、
インバーターが動いているけどファンが回らないとか、
ファンから煙が出たことがあるとかなど、従業員の方から聞かせて頂きました。
今回は接続部も改修していくので安心してください

新しい畜産ファンへの配線はメッセンジャーワイヤー施工で通線です

8台は現状の配線から切り離し、ファンを更新後新しいインバーターで運用。
残りの8台は既存のインバーターでそのまま運用というやり方です

メッセンジャーワイヤーで施工しておけば、
今後配線が増えても対応が簡単ですからね

ワイヤー施工と幹線張替えで1日。
後日従業員の方が畜産ファンの入替をして下さるとのことで、
朝一番で現場に入って配線を切り離していきます

調査時になんか手がしびれるなぁ‥
そう思っていたのは気のせいじゃなかった

ほぼすべてのファンの接続部がこんな状態でファンの上に乗ってた

「僕らも時々ビリっとしてたんですよ
」 と従業員の方


既存配線も直せる範囲で直しておきますね

最初に作った牛舎とのことで、初期の設備は素人工事部分がい多く、
接続不良の場所も何か所か発見。
今は経営者が世代交代され、電気設備にも安全性を重視していただけるので
こちらも確実に改修していくことができます

新しい配線はもちろんのこと、既存の接続部分も大半は改修。
安心してお使いいただけるようになりました

インバーター本体は藁の真上に設備されているので、
できる限りむきだし設備はご容赦いただきたい‥
ということで、放熱性と通気性を両立した 「 熱機器収納キャビネット 」 にて
インバーターと遮断器を収めます。
古いインバーターはまだ使えないことはないので、掃除してお客様に返品。
何かあった時に臨時で運用が可能です

すべて施工完了して、試運転

んん( ,,`・ω・´)ンンン? モーターの音が大きいなぁ

お客様にも指摘されましたので、インバーターのパラメーターで調整します

三菱のインバーターは Pr72 の部分の数値を上げることによって
モーターの音色を変えることができます

本来はその音が普通なのですが、数値を少し上げると静かになるんです。
PWM周波数選択 という項目で、
機械やモーターの共振周波数を避けることができるようになります。
ただし、メーカー曰く 「数値を上げ過ぎると漏れ電流が多くなるので気を付けて」
とのことですので、上げ過ぎには注意しましょうね

と言う事で、今回のインバーターと畜産ファンの改修工事は無事に完了です

既存のファンがほぼ 0.75kw(キロワット) の物なので、
0.25kw ないし 0.2kw タイプの物に更新していくと
さらに電気代が安くなるのではないかと思われます

インバーター設備時には配線の総距離と配線の太さが重要です。
電流値が少ないから細くていいやという考えはNGです。
この度のご用命、誠にありがとうございました

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2020年11月23日
動力設備を移設と増設で工房を使いやすくしますよ♪
家の横が工房になっており、
もともとの建物にプラスアルファで増築もしてしまったというお方です

さて、今回のご依頼は??
今ある動力のコンセントの位置が使いにくいため、
移設してさらに機械用のコンセントも増やしたいというご依頼でした

電流計算すると既存の配線で十分に分岐可能だったので
施工はおおよそ2時間~3時間コース

はい、こんな感じで仕上げさせていただきました

左側のコンセント設備は当時僕が設備させて頂いたものを
壁の向こう側から移設。
右側のコンセント設備は今回新設させて頂いたものになります

移設と新設した先は増築部分

機会が増えていくので増築+電源設備が必要というわけなのです

下の写真がもともとコンセント設備があった場所です。
こちら側にはコンセントは必要ないとの事なので配線ごとお引越し

「壁の端に穴を開ければいいのでは??」
というご意見もありそうですが、壁の端には壁を構築する下地があります。
さらに、このように施工した理由には、
貫通先で結線ボックスを設けたときに結線しやすく、
追加のコンセントを増設しやすくしたかったからです

安全に作業できてメンテナンスしやすい位置が最良ですね

もしも 「やっぱり反対側にコンセントが欲しい‥」 となっても、
使用する機械の電気容量次第でコンセントを増設することが可能です

あっ、これは余談なんですけど、
組んだ板や薄い板に物をビスで固定する際には下穴必須

直にビスを打ち付けると割れるだけでなく、
ビスも利かなくなってしまいます

結線後は間違っていないとわかっていても
検相作業と電圧測定作業を行います

モーターの回転方向も正相で問題なし

電圧も 210V(ボルト) で正常ですね

施工完了後にお客様にお声がけして確認していた札きます

「わーかっこいいよ
」 奥様大喜び


旦那さんもニコニコしていたので大成功でOKですかね

右と左で遮断器が違う理由は、左の 「ハイプロスイッチC型」 が
すでに生産完了品なのです

現行品は右側の 「ケースブレーカ」 になります

これからも工房でよい製品を作り続けてくださいね
この度のご用命、誠にありがとうございました

この度のご用命、誠にありがとうございました

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2020年04月26日
作業場完成♪ 三相動力の注意点と改修ポイント!
先日は新築施工させて頂いた作業場の施工が完了しました

通電も完了して、いつでも本格稼働が可能な状態に

まだ建築の検査が済んでいない状態ですが‥
人が多い時がチャンス
ということで、

ほうれん草の梱包機を2台、男5人で搬入してきました

通電完了しているので、機械の試運転もしてみます

ほうれん草の梱包機は三相動力

新品の機械なので、そのままコンセントに刺せばOK‥
と思いたかったのですが、なぜか単相 200V(ボルト) のプラグが‥
これだけ見たら 「あれ?単相の200Vの機械なの??」
とお客様は思ってしまうでしょう。
でもおかしいんです。
機械にははっきり 「三相動力」 と記載が。
お客様に敬意を聞くとこんなお話が‥
「販売店の人がこれでいいって言って付けていったんです。」
‥マジですか

もう販売店に不信感しかない状態でプラグを分解‥
おいぃ、なんじゃこれは

どんな仕上げしとるんじゃい

問題点① 三相動力なのに単相200Vのプラグを使ってある。
そして、本来はアース端子なのに電源供給配線が接続されている。
問題点② プラグ選定が間違っているためにアース端子を外してある。
「これで動きます。」 そう言った販売店、こういう販売やめてくれ

というか、販売店が依頼した工事店がこういうことをしたのだろうか??
‥真相はわかりませんが、接続前に確認して大正解でしたね

今回は機械を販売した側にいろいろと問題が発覚‥
新規に導入した機械なのに、そのまま使ってたらアウトな仕様(苦笑)
作業場には天井面に引掛けタイプのコンセントを準備しているので、
プラグごとごっそりと交換してあげます

引掛け仕様のプラグにすることでメリットは増えます

作業中のコンセント抜けを防止するとともに、
コンセントの差込不足による接触不良による焼損も防止できます

デメリットがあるといえば、抜くのにひねる必要がある‥
そんな程度ですね(笑)
今回の機械は移動することはほぼ無いため、
プラグを抜くこともまずありません。
天井面や傾斜のある場所にコンセントを設ける場合は
必ず抜け止めにしましょうね

電気工事士の資格を持った方に限定されますが、
プラグを自分で変えるシーンも時にはあることでしょう。
そういう場合には端子間の絶縁を行いましょうね

絶縁端子キャップでもいいのですが、
抜け落ちることが多いので絶縁テープが一番お勧めです

メスのコンセントと差込のオスプラグとの相の色が合う様にしましょ

三相動力のコンセントの場合には、
基本的に左側が赤、真ん中が白、右側が黒、一番下がアース端子です。
差し込んだときにその相が合っていないと、
機械が逆回転したり機械が動かないことがあるので要注意ポイント

下手をすると機械が故障する原因になるのです

この様に接続するのが正解となりますよ

防水ゴムキャップをかぶせ、(今回の場合は防塵目的)
表面のカバーを取り付けたらコンセントの改修は完了となります

動力の回路も、お客様が分かりやすく操作しやすいように配置

メンテナンス性と、安全性の両立がとても大切です

あっ、余談になるんですが一応‥
配線はすべて相が合わせてあるのに逆回転するなどの症状。
こういったことが発生する場合があるのですが、
機械内で配線をひねってあったり、
電力会社側の送電がそもそも逆相送電していることも多々あります。
今回の現場でも、送電後に確認したら逆相送電されていました

予冷庫の入口には、今まではなかった手元スイッチも配置。
このスイッチは中古品ですが、前の作業場に使っていたものを再利用

このハイプロスイッチはもう生産完了品のため
ある意味では大変に貴重な品です(笑)
これにて今回の作業場空間の施工はすべて完成です

機械も正常に稼働中

建築の検査が終了後、この大空間でほうれん草の作業が再開されます

工事完了後、お客様にはまたほうれん草を頂いてしまった

ありがとうございます

野菜不足なのでめちゃくちゃ助かります

この度のご用命ありがとうございました

ひの建築さんからご依頼いただいたお仕事でしたが、
電気設備はできる限りお客様の使いやすいような状態に持っていきました。
電気設備の多い現場では打ち合わせ時に電気工事屋も一緒に立ち会うと、
より良い設計ができると思いますよ

お客様と、建築と電気の3人で話をするとすごくスムーズです

契約の容量や、設備して良いもの、
契約の仕様などは電気工事士の有資格者の分野ですからね

さて、連休明けからは住宅の工事になると思いますので、
コロナウイルスなんかに負けず、元気にいきましょう



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