2020年08月05日
小屋裏換気に異常発生！ 原因は換気扇？スイッチ？
今回は16年前に新築したお客様からのご依頼
「小屋裏の換気扇が動かなくなって‥」 との緊急ご依頼
動物保護のNPO法人も立ち上げられていて、
自宅には保護猫達がいっぱい
そして小屋裏の排熱をしている大切な換気扇が停止するということは‥
家全体が暑くなり、保護猫さん達の環境も危ぶまれる
2階にある換気扇のスイッチはON状態にもかかわらず、
小屋裏の換気扇はうんともすんとも言わない‥
電圧を計測してみると‥ 71V（ボルト）
これはスイッチが怪しいな
小屋裏から2階へと降りて、スイッチを分解してみましょ
きっとこのスイッチが原因のはず
スイッチをばらしてみましょ。
‥あーやっぱり
スイッチが焼けてますぞ
スイッチ背面と側面が熱をもって白く変色しています。
このスイッチの定格電流は 0.5A（アンペア） で、
小屋裏換気扇の消費電力は 34.5W（ワット） と表記されています。
単純計算で 34.5W ÷ 100V（ボルト） ＝ 0.345A（アンペア） です。
スイッチの許容電流以下なのでスイッチに問題なし
ただし、換気扇の劣化で電流値が増えている可能性もあるため、
電線を直結して換気扇を起動‥電流値を実測してみることに
んー 0.41A（アンペア） かぁ‥
換気扇には特に異常がなさそうだなぁ？？
？？
換気扇に異常はなさそうでしたが、16年の年数経過を鑑みて
お客様にも相談させて頂いた上で新品に交換することになりました
気をふんだんに使っているお宅で、多忙なため留守にすることも多いため
電気火災の観点からも新品にすることは安心にもつながります
日を改めて、まずはスイッチを新しいものへと更新。
当時の換気扇には記載されていないのですが、
最近の換気扇には 「設計上の標準使用期間」 の表記記載があります。
電気火災が増えたことで表記されるようになったもので、
発熱や発火、怪我などの恐れがあると書かれるようになりました。
16年経過しているから、まだ動くけど安心のために更新する。
これはとても大切な心掛けだと思います
スイッチも換気扇も僕が設置した物なので感慨深いですなぁ(笑)
なにせ16年前は僕が親父と工事を始めた2年目の住宅です。
当時のペーペーの自分には大きすぎる2階建てロフト付き物件だった
今ではロフト付きの3階建て物件も一人でこなすまでに成長しとります
灼熱のロフトでそんな思いを馳せつつ、新しい換気扇を設置
この16年間の歳月で換気扇はいかように省エネ化されたのだろう
気になって調べてみたら‥
なんと50Hz環境下で1W（ワット）だけ消費電力が減っていただけ(苦笑)
エアコンと一緒で10数年程度では、言うほど節電に貢献しないのですね(笑)
家電買い替えの際には消費電力を調べてから行く
そうすると買い替えか、それとも現状維持か？？
どちらが本当にお得かがわかると思いますよ
さて、電流値はどうなったかな？？
0.39A（アンペア） なので 0.02A 電流値が減少したと言う事ですね
古い換気扇にはホコリが堆積していたので、
そのせいでの電流増加だったと考えられますね
スイッチ自体は経年劣化での故障だったと考えて差し支えないでしょう
それにしても新品の換気扇は見た目も気持ちがいいですね
帰り際に猫さんと戯れて癒しを頂きました
換気扇かえたし、暑い熱気は逃げていくから安心してくれよ
猫さんはあまり物言わぬ動物です。
我慢もしてしまうので、気が付いたら 「あれっおかしい」 なんてことも
」 なんてことも人も一緒で、暑い時は我慢せず冷房をつけたり、空気の流れを作りましょう
この度のご用命、誠にありがとうございました
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