2015年09月30日
蛍スイッチが点滅する‥なんで!?
昨日のお客様のお宅でこんな相談を受けました。
「2階のスイッチが一か所だけ点滅するんだけど、交換してもらえん?」
この話を聞いただけで思い浮かんだのが、スイッチの故障です。
スイッチの蛍式(照明OFF時に光る)になっているスイッチは
経年の使用により内部のネオン管の劣化が進み、寿命を迎えます。
スイッチとしては何ら問題無く使用する事ができますが、
夜間にスイッチの場所が分かりにくくなってしまいます
そんなことを考えながら問題のスイッチのところに行ってみると‥
あれ?コスモシリーズの蛍スイッチだ
『コスモシリーズ』とは、パナソニック製のワイドタイプのスイッチのこと。
パナソニック製スイッチの中でも比較的歴史が新しく、
近年新築や改築をされた方のお宅では、よく見る形だと思います
近年、新しく『アドバンスシリーズ』というシリーズが販売されたことで、
今後人気が落ちていくかもしれないスイッチでもあります
うーん‥どうやら原因がスイッチ故障ではない気がします
「なんで?他に原因があるの?」
それは単純にスイッチが新しいから。
念のためスイッチを交換するもやはり症状は同じ。
さて、カバーを外して動画にて症状を見てみましょう。
ちょっと見にくいですがお許しください
緑色のランプ(ネオン管)が点滅しているのがお分かりになりましたか?
僕はお客様にたずねました。
「LED電球に最近交換しましたか?」
実は、LED電球の種類によって、というか製造メーカーによって
このような症状を引き起こす商品もあるのです
あまり知られてい無いので驚く方も見えるかもしれませんが、
ネット上でも同じような悩みを持った方を見かけることがあります。
「たぶん階段の電球が替えてあえるかも。」
お客様に教えてもらった場所の電球を確認すると‥
こちらの電球が取り付けられていました。
センサー付きタイプのLED電球です。
メーカーを調べると聞いたこともないようなメーカーです
アイリスオーヤマ(ECOHiLUX)にも似た電球がありますが、全くの別物。
この電球と別の蛍光灯電球と交換したことにより、
スイッチの点滅する症状は改善されました
蛍スイッチは、照明器具や電球がOFFの時、
今回は上の写真にあるこのLED電球へ極めて微量な電流を流すことで
スイッチ内部にあるネオン管を光らせるという構造です。
人感センサーが搭載されているためか、
はたまたLEDの内部構造(コンデンサー)などの動作性能によって
電流が抑制、または急激に消費を繰り返していたことが原因で、
ネオン管へ流れる電流の流れが阻害され、スイッチの点滅という症状を
引き起こしていたようです。
LED電球に交換することによって、蛍スイッチの光が極端に見にくくなる。
または見えなくなるくらい光が弱くなることがありますがこれはスイッチの
故障ではありません。
もともと蛍スイッチは極めて微弱な電流を流してネオン管を点灯させると
先にも書きましたが、LED電球などに交換することによって、流れる電流が
もっともっとごく少量になってしまいネオン管が光らなくなってしまうのです。
お客様のお宅のような症状が繰り返されるとスイッチのネオン管の寿命が
極端に短くなってしまいます。
ただ、これによってLED電球が壊れる!
といったことは有りませんのでご安心ください。
お客様にも安心していただけましたし、
外したLED電球は別の場所で問題なく使っていただけます。
「相談してよかった!」
嬉しいお声を頂く事ができました
おかしいと思ったら、すぐにご相談くださいね
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