2017年02月16日
突然の照明不点灯! 切れた引き紐も修理して?
先日現場から帰宅し事務処理をしていると
「すまんけど助けてくれんか。」 と携帯にお電話が入りました。
何か大変なことでも発生したのか‥

「素人では手におえない。」 とのお言葉でしたのですぐに現地へ

時は夕暮れ、到着してすぐに道具を準備していると
お待ちかねだったお客様が玄関から顔を出して見つめておられます

「今行きまーす
」

問題が発生しているのはお客様のリビングルームでした。
調べると、スイッチを入れると一瞬だけ明かりがついて消える症状。
ははぁん‥これは例のやつだな



よく見ていただくと分かると思いますが、3本ある蛍光管のうち
一番小さな 20W(ワット) の電球の縁が黒くなり寿命を迎えている様子。
現在、照明と言えばLEDが主流の時代。
ですが、それ以前に高効率で省エネ能力の高いHF形という照明が
多くの家庭に普及しています。
この 『丸形スリム蛍光灯(高周波点灯専用形)』 を使う照明器具。
ほとんどの器具がそうなるのだと思うのですが、
どれか一つでも電球が切れてしまうとインバーターの波長が合わなく
なるためなのか問題のない電球まで全部点灯しなくなってしまうという
とっても嫌なクセがあるのです

脚立に登って確認‥
FHC34 + FHC27 + FHC20 の3本構成の 10~12畳用照明です。
当時は高級な照明だった事でしょう。
ふむ、やはり蛍光管が寿命を迎えてしまいダメになっております

急いで来たので交換用電球は手元にない‥
「えぇ? じゃあどうするの? 直らないんじゃないの?」
いえいえ、実は大丈夫なんですよ

治療は簡単、電球に刺さっているプラグを引っこ抜くだけでOK

どのみち切れた電球があっても邪魔なだけなので、
FHC20 の電球君にはさよならしてもらいます。
さて、壁のスイッチON

きらーん

照明器具は無事復活です

‥おや?
まっくらで気が付かなかったんですが、引き紐が千切れてる??
「引き紐がだいぶ前に切れてしまって。」 とお客様。
さりげなく置いてあるところを見ると、これは直した方が良さそうですね

今度は器具を天井から取り外しスイッチの修理をしていきましょう

天井から器具を外してっと。
どれどれ?
むぅぅ‥根元から引き紐が千切れてしまっていますな

このような症状でご相談いただいたことがよくあったので
それほど悩まずに修理が可能です

スイッチを本体から外して‥パキッ
うわっスイッチのツメが折れた

内部の部品も相当劣化が進んでおり、引き紐が切れた理由もその一つ。
触る部品全てが破損しそうなもろさだったので
大胆かつ繊細に‥
ふぅ‥スイッチが取れました。
切れた紐を取り除き、差し込みなおした紐を縛り付けます。
ただし完璧な修理とは言えないので再び引き紐が切れる可能性は大。
お客様にもそれをお伝えしましたが
「それで十分です。」 とのお返事を頂けましたのでこのまま作業は続行。
スイッチを元とおりに戻して、引き紐の修理も完了です

照明器具を天井に設置して、再度点灯試験を実施

点灯は問題なし

引き紐はどうかな‥?
よし、こちらも問題なしです

お客様大喜び

無事に直ってよかったですね

あっ、できるだけ引き紐を多用せず、壁のスイッチをお使いくださいね。
紐もかなり劣化しているのでまた切れると分解しなきゃなので

内部の劣化状態もお客様にはお伝えしてあるので、
次回故障が発生した際には、新しい照明器具と交換をお勧めしておきました。
ダメになった 『丸形スリム蛍光灯』 はさようなら

お客様の方で新しい電球を購入して取り付けるとのことです

また何かあればいつでも呼んでくださいね

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