2017年06月24日
設置するエアコンに対応せよ!電源強化同時施工
今回は暑い夏にふさわしいエアコンのお話です

これからどんどん気温が上がっていくであろう高山市。
昔のような避暑地のイメージはなく、温暖化の影響もあるのか
ずいぶんと暑く感じる日が多くなっているような気がします。
エアコンを設置させていただいたお客様。
実は大工さんから紹介していただいた方で、エアコンのカタログをお渡しして
見て決めていただく形ということで、直接会ったことの無いお客様でした。
選んでくださったエアコンはなんと2台

しかも三菱から販売されている 『ズバ暖霧ヶ峰』 の最上位モデル

「注文しといて~」 と大工さんに連絡を頂いたので発注‥
ここで心配になるのが電源の問題

発注したエアコンは 『MSZ-HXV4017S』 という14畳タイプ×2台
冷房消費電力の平均値はカタログ参照で 960W(ワット)
暖房消費電力の平均値は 1430W(ワット)
暖房時を電流に計算すると 14.3A(アンペア) の電流が流れることに‥
さらにそれが2台なので、同時に運転すると‥?
単純計算で 28.6A(アンペア) の電流が流れます

お客様の住宅の契約は‥??
調べると 30A(アンペア) のサービスブレーカ契約になっています

エアコンだけで容量いっぱい‥

しかもカタログの記載消費電力は平均値なので、
運転次第では 30A(アンペア) を超えることも予想できます。
2台とも電源が 200V(ボルト) のエアコンなので専用回路も必須

さらに既存の分電盤にはもう増設スペースもありません‥
これはもう容量増設するしか方法がありませんぞ

ということで、急きょ電源増設案が浮上し、すぐに見積もりを提出。
OKを頂けたのでエアコンもすぐに発注し、容量増設の段取りも進めました。
「3階のエアコンだけ先につけてほしい。」 とのご依頼。
打ち合わせをして予定した日に施工。
‥リフォームの真っ最中で壁紙貼ってないんですけど



クロスやさん曰く 「大丈夫だから取り付けていいよ。」 とのこと



助かります(笑)
実はこの部屋は3階。
なので、室外機は2階の屋根部分へと設置しました。
傾斜屋根でしかも瓦屋根です。
力のかけ方次第で瓦の破損もあり得ます‥
均等に力がかかるように設置せねばならぬ。
ひぃぃ~室外機が重い

30kgオーバーのでかい重量物を瓦屋根上で運ぶのは大変

なんとか据付も昼前で完了です

えっ‥? もうちょっと左に寄せられるだろうって?
確かに寄せることはできますが、室外機からでる風が出窓にぶつかるので
あえて位置を逃げさせていただいています。
この日は雨が降ったりやんだりの日でお昼はとらずに連続施工

おかげで屋外の配管も何とかきれいにまとめることができました

街中なので住宅と住宅が密着していてなかなかに大変。
本来ならば黒い屋根の上に室外機を置きたいところですが、
‥実はこれは隣家の屋根

窓からの見栄えはあまりよくないですけど、これでどうかご容赦ください

そして後日。
今度は電源増設工事の日。
作戦としては、1階の車庫部分に分電盤を増やしてあげて、
その2次側(後ろ側)から住宅の電気を送ってあげる施工法を実施。
契約を 30A から 50A へ増設して、1階の分電盤から、
2階のエアコンと、3階のエアコンの電源を確保する作戦です

設計承諾は中部電力さんからいただいているので計画通り施工するのみ

さて、1階車庫部分に何事も無かったかのように分電盤を配置しました(笑)
予備の回路も4回路あるので、今後何かあっても安心です

容量を 50A(アンペア) に増設するにあたり、
電力量計も従来の機械式の物からスマートメーターへと変更します

幹線も 50A(アンペア) の電流が流せるだけの電線へと張替え。
家全体の停電作業もありますが、
停電を分割してお客様にも最小限の負担で済むように施工しております。
さて、引込配線との接続切り替えも問題なく完了

2階屋根からのエアコン電源配線は、配管を使い
幹線と同じ経路でい1階の分電盤まで配線していますよ

上の写真にもちょこっと見えています。
今度は2階のエアコンの取替施工に入ります

急げ急げ~時間がないぞ~

まずは古いエアコンの撤去から

R22 の旧冷媒を使っているエアコンです。
古いけどまだ動くから助かります。
冷媒をすべて室外機に戻して撤去完了

ここまでで2日を消費

新しいエアコンの設置まで勧めたかったけどここで時間切れ⏰
当初の予定通り翌日エアコンの設置をすることに‥
代わりにできることは全部済ませ、古いエアコンはリサイクルセンターへ搬送。
1階から配線してきた配線に専用のコンセントも接続しておきますよ

そして翌日。
さぁ、最後のお仕事! エアコンを設置していきます

その前に‥カーテンレールボックスにエアコンが干渉しそうな予感‥

ちゃんと測定して調べとこう。
‥47cm ね。
エアコンの蓋を開けるとどのくらいかな?
‥53cm 干渉するなぁ

という事でカーテンレールボックスから逃げた位置にエアコン室内機を配置。
実際のところカーテンレールボックスよりも高い位置にエアコンが来るので
あまり関係ないといえば関係ないのですが、
エアコンの風もカーテンに直接当たってしまうので揺れてしまいます。
ですので、その分も加味して配置しています

内部の配管もテープ播きと粘土処理をして完成

室外機も今までの位置だと、窓から大きくはみ出てしまう

ですので、横置きへと変更させていただいています。
さて、あとは試運転です

タッチパネル式のリモコン‥スタイリッシュだなぁ(笑)
温度だけでなく湿度も管理できるので、上位モデルのエアコンは価格に
それだけの付加価値が付いているとお考え下さいね

最後にリモコンの細かい設定をしておきます。
これ結構重要です。
エアコンの設置位置の記憶で風の送り方が変わるんですよ

霧ヶ峰の特徴であるムーヴアイを最大限に生かすには設定は重要です

3階、2階のリモコンも調整して施工はすべて完了

合計3日間、ご迷惑をおかけいたしました

終末から翌週にかけて天気があまりよろしくない様子‥
湿度管理にもお役立てください

このたびはご用命ありがとうございました

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