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2017年09月02日
ケーブルテレビにBSの電波をまぜまぜしましょ♪
「ケーブルテレビの契約にBS放送を混合したい。」
そんなお悩みをいただきまして現地の調査を行ってきました。
高山市のケーブルネットと言えば、もう皆様ご存知の
飛騨高山ケーブルネットワークの 「ヒットネット高山」 さんです

今回の施工にあたり、いつかこんなお悩みもあるんじゃないかと思い、
現地で会ったケーブルテレビを工事している方から
問題のないBS電波の混合方法について聞いてあります

さてさて、設備はどこにあるかな‥?
おっ、天井裏に設備された光通信のボックスを発見

これにBSの電波を混合してあげるという算段です。
設備の状況をを確認していると、ふと施工にあたっての注意が
脳裏によみがえります。
「ブースターの電源を専用のボックスまで流してしまうと、
地上波の番組もまったく見えなくなってしまう事があるから、気を付けてね。」
こんなお言葉をもらっていました。
つまり、テレビから電源を送る方法でもダメという事かな?
テレビにはBSアンテナのコンバーターに電源を供給する装置が
必ず(多分)組み込まれています。
ただし、これはそのテレビから送られる電源を分配器上で電流通過させないと
アンテナまで電源が届きません

ちょっと悩んだ末に選んだ施工方法は、
ケーブルテレビ専用の増幅器(ブースター)を採用する方法です

それがこちら

増幅部と電源が1つのセットになった増幅器(ブースター)なのです

蓋を開けるとその秘密も明らかに‥
パコッと蓋を開けると、中に収められた
「増幅部分」 と 「電源部分」 が姿を現します。
箱の中に収めた状態で使うと、屋外でも使用できる防水モード

箱から取り出し、分離して使う事もできる
なかなか優れものの増幅器(ブースター)なのです

分離するとこんな感じで使うことができます。
ただし、この状態で使用する場合には防水性は皆無

屋外で使うことはNGです

今回の施工では、特に分離して使う事もないため
セットになった状態で運用していきましょう

ちなみに、屋外と屋内で分離して使う場合には、
下の写真のように分離して使うことができますよ~

これは家庭用の増幅器(ブースター)と同じ使い方を再現した状態です。
でも今回は、さっき書いた通り一つにまとめて運用するので、
全てを収めた状態でケーブルテレビの光用のボックスの近くに設置

写真はBSアンテナも取付施工が終わった後のものです(笑)
写真が前後していますが、説明の流れ的に入れ替えています

肝心のBSアンテナはというと、南面の屋根下。
雪の影響の少ない場所に設置してほしいとのご依頼です。
‥となると、この場所が一番いいかな?
小屋裏収納のある窓からのぞくとこんな感じの場所です。
‥うまく設置すれば、もしも台風などで向きが変わってしまった場合でも
ここからアンテナの位置調整がお客様でもできるかもしれません

なにせ3階建てと同じ高さの位置になります。
管理もしやすい場所であることが何より大切

まずはBS放送の電波をブースターにつなぐための配線をしていきます。
天井裏部分は梁部分を家の端から端まで配線

屋外へぴょろっとあらかじめ出しておきます。
ここまで準備したら、あとはアンテナを設置していくだけです

目いっぱい伸ばした梯子の頂上付近で作業開始‥
高所なので、出来る限り上り下りを減らすため、
材料も道具も袋に詰め、ロープで上げ下げできる状態にしてあります

下の写真は、今回使用したアンテナと壁面取付用の金具です。
‥で、完成した状態がこちらになります

ほぼ外壁と平衡の向きで取り付けできました

もちろんアンテナの受信レベルも最良の位置で固定してありますよ

デジタル計測なので様々なこともここから読み取ることができますが、
個人的には昔ながらのアナログ測定の方が好きですね

針の振れ具合を見ながら調整するアナログなあの方法‥
でも、デジタル計測に負けないくらい精度があるんですよ

以前にその計測器で調整しているお話を書いたら
なぜか馬鹿にされてしまったこともありましたが‥

今でもその時のアナログの計測器は現役です

地上から見上げるとこんな感じになっています。
軒下部分に収まってはいますけど、吹き付ける雪だけは
さすがにかわせません

考えていた通り、小屋裏の窓からもアンテナの調整はできそうです

しっかりと固定してあるのでよほど位置がずれるという事はありませんが、
見た目のチェックもここからできますし、
臨時の対応がご自身でもできるというメリットもありますからね

あとはブースターの接続を先ほど紹介した写真の様に接続し、電源をON。
意気揚々とテレビの映りを確認しに行くと‥
なぬぅぅ、映ってない



あっ‥もしや? とおもいブースターの中を確認‥
あっ、やっぱり

電線処理しているときに、短絡(ショート)しないよう、
内部の電源スイッチも切っていたことを忘れていました

スイッチをONして再び1階まで移動。
階段を下りる途中で、つけっぱなしにしていたテレビから声が聞こえます。
どれどれ‥おっいいですね

ばっちりくっきり映っています

配線状況で最も遠くにあるであろうテレビでも、電波状況の確認を実施。
はい、十分な受信環境が整っていますね

これにてケーブルテレビ放送へのBS電波の混合施工は
すべて問題なく完了致しました

もちろん地上波の視聴も問題なくできることも確認済みです

お客様は土日にだけ帰省されるので、
放送が視聴できる様になったことを喜んでいただけているでしょうか

あと補足のお話になりますが、
ケーブルテレビ放送なので、アンテナを設置せずとも
契約を変えることで衛星放送も視聴できるようになるのです。
もちろんそのお話もお客様に説明もさせていただきましたが、
今回はお客様の熱い要望にお応えする形となりました

普通の家庭用ブースターではケーブルテレビ放送の増幅はできませんので、
ご自身で施工されたい方は、必ずケーブルテレビ専用のブースターを
ご使用くださいね

この度のご用命ありがとうございました

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Posted by ノリさん at 08:28│Comments(0)
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