2018年03月14日
雨の日の漏電‥雨漏りと後片付けにも注意！
雨の日に多いお電話が 「電気が点かなくなった！」
という緊急のご連絡
大抵の場合は接続部分に雨が侵入したり、
今まで電気が漏れていたところに、雨が降り一気に漏電が加速した‥
等の原因が考えられます
今回も雨が降った後のお話。
朝一番で電話がかかってきまして、「牛舎の給仕機や換気扇がうごかない！」
とのこと
取り急ぎ現場へ急行
話を聞くと、どうやら 「漏電遮断器」 が切れていて
ONにすると火花が散って切れてしまうとのことなのです
到着後漏電遮断器を確認‥
ん～‥ほこりまみれ
絶縁測定値を確認するとやはり 0MΩ（メガオーム）
どこかで完全に電気が逃げてしまっています
回路が複数ある場合にはそれらを遮断していき、
どの回路が悪いかを何となく特定することができます。
4分岐されているうちの、この回路
他の回路は問題がないので電源を復旧
換気扇と給仕機は再始動を開始
でも、新しい方の牛舎の換気扇が動いていない‥？
とりあえず、今切断している回路がない状態だと、
絶縁状況は比較的に安定しています
さて、ここからなにがどのように悪いのかを調べねばなりませぬ。
電線をたどっていくと‥
ん
ん
なんか‥これすごく嫌な雰囲気
コンセントが雨漏りでべたべたになってるし
抜いてみるとプラグ部分に溶けた様子がうかがえます。
当然ながら、コンセント内部は雨水が侵入してべたべた
これは外して本体取り換えなきゃです
コンセント本体もかなりの重傷です
4極ある端子のうち3つが溶けてしまっています。
そしてコンセントが刺さっていた先にあったものは、
フォークリフト充電用のプラグ。
これも雨が掛かって水浸し
充電しなければならないということで、
コンセントは水気をふき取って臨時復旧。
絶縁抵抗値を測定‥どうだ
おっ、何とかいける値まで回復
切断していた回路を投入‥問題なし
なんとかその後も調子は良くなりました
なぜ漏電遮断器が切れてしまうのか、ちょっとしたところが原因かもです。
雨の掛かる場所で延長コードは使わない。
雨の掛かる場所で電線を繋がない（繋ぐなら完全防水処理必須！）
使ったコード類はしまっておく。
これらのことを意識すると、漏電の可能性が下がりますよ
皆さんも注意しましょうね
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