2018年03月18日
育苗の電磁弁が動かん! おっ、原因はこれだ!
ここ最近は緊急以来が頻発しております

が、順次解決していっておりますのでご安心ください

タイトルにあるように、先日のご依頼の中にこんなお電話を頂きました。
「花の苗に水を撒く電磁弁が全然動かなくて、原因を調べてほしい‥」
以前にご依頼をくださったお客様からのお電話で、
育苗ハウスの自動水やりができなくてピンチなんだそうです



翌日の朝一番で現場へ



原因は何となく想像ができていたので、とりあえずハウスの中へ‥
たぶんこれが原因じゃないかな??
自動水やりを制御しているのはこのスイッチなのです。
以前のお仕事をさせていただいたときに見せていただき、
構造も把握済み

ざっくりとした図を書いてみました(笑)
自動水やりのシステムはこんなイメージになってます。
電源配線を無視して図を描いているので悪しからず。

イメージ的には、水吸収フィルターが乾くと接点がONになり、
電磁弁が解放して散水が始まる感じです。
散水中に水吸収フィルターが水を吸収して、やじろべえが倒れることにより
接点がOFFになるという感じですね

フィルターが乾いてくると再びやじろべえが元の位置に戻り
接点ONという仕組みで構成されています。
以前に見せていただいたときにすごく細い電線を使ってあったので、
もしかしたらそこが断線しているのかも‥??
かぱっとカバーを外すと‥
あっ、やっぱり断線していました



特許も取得してある装置なのであまりなことは言えませんが、
もうちょっと接点に使い配線は太くできなかったのかなぁ‥

多分これ以上太くすると繊細な動きを阻害してしまうのでしょうね。
中華製のおもちゃで使われているような細い電線が
接点かた接続用の端子部分へと接続されています。
これを修理に出すとものすごく高いんだってさ

すぐに直るから直しちゃいましょう

と、その前に、ちゃんとこれだけが原因なのかを確認せねば‥
切れた電線を端子部分に接触すると‥?
「ぶしゃーーーー」
「ぎゃーーー」
僕も一瞬だけ水やりされてしまった



そりゃ水やりの装置がここにあるんだから、
ここも当然水が散布されるに決まってますよね‥
(笑)

でも、正常であることは確認できたため、電源を遮断して修繕開始です。
うー‥線が細すぎて被覆を剥くのがなかなか難しい。
端子を加締め、元通りの状態に復旧完了です。
制御用スイッチの内部もかなり汚れていたため掃除済み

蓋を元に戻して‥
いそいそと水の掛からない部分まで逃げて、電源を投入

「ぶしゃーーーー」
一気に水がノズルから放たれ、ハウス内は水煙でいっぱい

制御スイッチの給水フィルターが水を吸収し‥
散布は正常に停止しました

やじろべえが逆向きになってスイッチOFFになっている状態ですね

このハウスを担当している従業員の方に修理完了をお伝えすると、
「隣の自動水やりも調子悪いんです‥」 とのこと。
見てみると給水フィルターに苔がいっぱい

これのせいですよーと、お話。
フィルターの苔を洗い流すようにお願いしました

この制御スイッチの動きはかなり繊細なため、
フィルターの重さが汚れで変わると動きが緩慢になるんです

手動で動かしたところ問題なく水が散布されましたので、
おそらく掃除だけで回復が可能かと思います

これにて問題解決

いつも使う装置だからこそ、日ごろの点検は大切ですね。
このたびのご用命、ありがとうございました

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