2018年05月03日
超難儀! 電球交換SOSと照明修理も宜しく頼む!
朝一番に仕事用携帯への着信
「電球のカバーが外れず電球の交換ができない‥助けてほしい。」
10年以上前に配線工事を担当させていただいたお客様から
SOSのお電話です
どうやら、町内の祭りを翌日に控え準備していたところ
急に電球が切れてしまい、
自分で電球交換するためにカバーを外そうとしたら‥
なんと全然カバーが本体から外れないんだそうです
器具の型番を教えていただいたところ 「ML1017」 だとのこと。
さっそくネットで検索‥これか
なんだかいろんな人が悩む苦しまされているセードのようですな‥
昼一番に現地へと急行
外し方はセードの書いてあるものの、なんだか全然外れない
格闘すること5分‥2台ともセードを外せました
天井にセードを持ち上げ、スライドして外すタイプなのですが、
超絶絶妙な位置じゃないと外れないというとんでもないセードです
‥記憶があいまいですが‥たしかこの器具も僕が取り付けたはず。
セードの造りが非常にタイトになっているので、
ちょっとでも端が引っかかると、もう取れてこねぇのなんのって
電球2本ともに交換し、セードを元に戻します。
戻す時はめちゃくちゃあっさり入るんだもんなぁ‥イヤになるぞー
電球の光の色も、今までの青白い 「昼光色」 から 「昼白色」 へと変更。
昼光色は光は明るいかわりに青白く寒々しい光なんですよ
かわりに昼白色は日中の太陽の光に近い目覚めの明るい光です
交換した昼白色の明かりの下、お客様の口からでたお言葉。
「おー良い色やな」
すごくうれしそうでした
この他にも調子の悪いスイッチを交換したりと追加工事を少々。
最後にビックイベント
玄関先に置いてあった照明器具があったのですが、
処分してほしいのかな?? とお邪魔した時は簡単に考えていました。
「あとこの器具を直してほしいんやさ。」
旦那さんの後をついていくと‥
そう、玄関にあったあの器具じゃないですかー
詳しく話を聞かせていただくと、
引き紐スイッチが全然動かないそうです。
良くあるスイッチの故障というやつですね
分解してスイッチの内部を確認‥やはり。
内部の引き紐スイッチ自体の内部構造部分‥
この駆動部分が摩耗して破損してしまっています
消灯状態から一度紐を引くと3つの電球が点灯。
もう一度引くと2つが消灯して、1つの電球のみが点灯。
もう一度引くと常夜灯の豆電球が点灯。
そしてもう一度引くと完全消灯という4段構造でした
全く同じ部品をメーカーから取寄せることは不可能‥
まったく同じ状態に復活させることはまずできないでしょう
こうなってしまうと、正直照明器具の寿命です‥
こう言いたいところです‥ですが
こんなこともあろうかと僕の車には何でもかんでも載っている(笑)
お客様に確認しました。
「ON/OFF だけならできるようにすることはできますが‥どうですか?」
つまり、3つの電球が同時点灯し、かつON/OFFのみの機能になら
復活できるとお伝えしました。
ちなみに、豆電球は改造後は使用不可能になります。
お客様曰く
「ぜひやってくれっ」
かしこまりましたー
では、今回はこいつを使って照明器具を復活させます
工場や事務所で使われる照明、それに組み込むためのスイッチです
壊れてしまったスイッチはもう役には立たないので撤去
この外したスペースにプルスイッチが収まるように取り付けて‥
これでいいかな??
電源配線と 「安定器」 への電源供給線を結線。
これでこの照明器具は復活したも同然です
この間、お客様はずっと僕の作業を教務深げに観察中(笑)
スイッチが復旧できてしまえば安定器が破損するまで
この照明器具は活躍してくれることが期待できますからね
引き紐も専用の物では味気ないので、
今まで使っていたものへと取り替えを行いました
段調光機能と豆電球機能をオミットし、
復活を遂げた和風照明器具くん
元の位置へと戻し試験点灯開始‥よし、いい感じですね
実は隣の和室にも全く同じ器具が取り付けられており、
部屋の器具が不揃いになることを覚悟して
新しい器具を買いに行こうかと悩んでいたそうなのでした。
修理をあきらめていたところ、
最後にダメもとで僕に依頼したそうなのです
和室のために用意されていない壁のスイッチ‥
昔の家屋では良くある仕様の配線です。
引き紐が壊れてしまえば点灯はおろか消灯もできないのですから
2つの和室に同じ器具が再び揃い、お客様も満面の笑み
お役にたてて本当によかったです
和風の器具は買えば高価ですし、
何より今までの器具とそろわないという欠点もあります。
修理できてちょっと僕も得した気分になりました
今回の場合、「アイリスオーヤマ」 から販売されている
LEDサークラインを採用してもいいかもしれませんね
小玉電球を使えなくしてしまったので採用できませんが
再改造で使えるようにすることも可能です
使い捨ての現代です、直せるものも使って直してみましょうよ
電気代かかるからLED化する。
これももちろんいいですが、使える器具は最後まで使ってみませんか?
節電の前に、物を大切にするということ。
すこしでも思っていただけたら幸いです
この度のご用命ありがとうございました
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