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2018年07月06日
ときどき動く丸ノコでドキドキ(笑) 修理しましたよ～
毎日毎晩雨がひどいっすねぇ‥
おかげで毎夜水防のために出動しておる次第でございます
日曜日まで雨予報だし‥昨夜も雨のせいで抜けた場所が多々
おかげで寝不足眠いのぅ‥雨はもういらねぇ
さて、今回のお話は、ちょっと変わったご依頼についてです
以前換気扇の取付について書かせていただいたのですが、
作業中に、そちらの実家の方から
「この丸ノコ、動いたり動かんかったりするんやさー」
と、倉庫からにこにこしながらお客様が持ってきた
「丸ノコ」 くんをお預かりしました
話を詳しく聞くと、どうやら中古で購入されたらしいのですが、
最近動いたり動かなかったりするらしいのです
「ちょっと、てむずり（飛騨の方言）に使いたいもんで。」
とここで、てむずりってなんぞや
って人もいますよね
って人もいますよね
僕も最近の若い飛騨の子にも通用しないことを確認したばかりです
‥これもジェネレーションギャップというやつか‥
年取ったなぁ
てむずりとは‥？ 『手でもてあそぶ事、手でもてあそぶ行為』
僕らが子供の頃は 「てむずりばっかりしとらずに勉強しなさい！」
って怒られたもんなんですがね‥(苦笑)
僕の友人が 「飛騨弁ブログ」 を書いているので、
飛騨弁が気になる― って方はこちらもどうぞ
さてさて、動かない原因はなんじゃろな？
大抵の場合はコードの断線とか、接触不良がほとんど。
とりあえずスイッチ周りの診断から開始します
工具の専門家ではないのですが、これも配線の勉強っす
ん‥なんだろう、繋いだ跡がある。
絶縁テープをめくってここは確認せねばならぬ。
‥特に問題ないみたいですね
本体にも近い部分なので、この場所は切り縮めてしまい
接続部分は無くしてしまいましょ
感電防止、漏電防止にも、接続部分は無い方がグットです
お客様の話では使える日は使えて、
使えない日は全然ダメなんだそうです
なんだろう、スイッチ周りの異常かな？？
電気関係の状況を見るには、まずはバラさねばなりませぬ‥
バラす時のドキドキ感は昔から変わらない快感(笑)
時計分解して戻せず、叱られたあのころ‥
いやいや、ダメダメ
これはお客様の大切なもの、必ず直さねばならーん
始めは 「スイッチ関係が怪しいのかな？」 と見当をつけて
スイッチON状態で、電気回路の導通をチェック
‥むぅ、OL（オーバーレンジ）とな
つまり、電気回路的につながってませんよーと言われている状況です
ここで、とんとんと指で小突いてみると‥？？
おや、反応するではないかっ
なんだこれは
んー？？
配線が中で切れかかってる‥？
いや違うな‥
はっ
もしやカーボンブラシが原因か
もしやカーボンブラシが原因か電動工具には必需品（最近では無い物も多い）のカーボンブラシ。
引き抜こうとすると‥
げげっ全然抜けてこない
モータ部分を引き抜いて確認してみると‥
なんだかガチガチに固まってる
こんな事ってあるものなんだね
無理やりブラシを引っこ抜くのもアリだけど、
予備のブラシを持っていないので慎重に力を入れて‥
片方はスポーンって抜けてきたけどもう一方が全然ダメ
ドライバーの頭でブラシ付近に振動を掛けること数回。
ズボっと抜けてきました
両方ともまだまだ新しいし、あまり削れた様子がない‥
という事は‥ブラシが削れた分動くはずが、固着して動かずに
電気が通電しなくなったという事かな？？
後日調べたところによると
電動工具を長い間使わず、結露しやすいところに放置しておくと、
電食を起こしてブラシホルダと癒着を起こすことがあるそうです。
ブラシを入れるときや、抜いた時にきつい感があるときは要注意
とのこと。
なるほどなるほど。
この時はこの事実を知らなかったので、ブラシホルダ内の掃除。
ブラシ表面のざらつきを処理してブラシをスコスコ動く状態にしました
しっかし、結露による癒着かぁ‥
確かにお客様が持ってきた倉庫は半分屋外だったしなぁ
しかも時々しか使わないという状況も当てはまってましたしね。
あとは順番に元通りにくみ直していけばOK‥
はっ
作業監督‥いつの間に‥
ちゃんと動くか確認を一緒にするそうです(笑)
コンセントにつないで、スイッチON
心地よい回転音が響き渡ります
これにて修理完了ですね
電気工事屋目線で考えていくと配線とかスイッチが先に目に行きますが、
まさかのカーボンブラシとは(笑)
工具店では最初に目星を付けるのがブラシ部分なんでしょうね
いやはや勉強になりました
お客様に修理が完了した丸ノコをお渡しして任務完了です
今度は結露しにくい場所で保管してくださいね。
ご用命ありがとうございました
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Posted by ノリさん at 07:25│Comments(0)
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