2018年09月14日
秋祭までに夜の彩りを取り戻せ! 煤けと錆にさよなら~
今回のご依頼、
一風ちょっこっと変わった面白いものでしたよ

頂いていたご依頼内容とは‥??
「町内の街路灯の掃除と、傷んでいる部分を直してほしい‥!」
このようなものでした

水銀灯で街路灯‥パッと想像してみてください。
明かりだけを足元に落とす道路にありがちな武骨な照明を考えませんか
?

商店街や高山駅近くの街路灯はちょっとちがうんです。
それがこちら。
通りに面したお店が開いている時間帯はこの照明が灯ります

特別にメーカーであつらった、他にない照明器具なのです

ご依頼をいただいたのは7月末日‥
資料集めと物品発注でずいぶんお待たせしてしまいましたが、
先日依頼をいただいた14基すべて、施工が完了いたしました

じゃあ、最初に掃除前の状況を見てもらいましょうかね~
硝子セードがかなり煤けて半透明になってしまっています‥
まるでくもりガラスみたい

くもりガラス‥「ルビーの指環」 を思い出すのは歳のせいか‥
その世代ではないはずなのにぃぃ

気になって調べたら、1981年2月5日発売のシングルらしい。
うー‥同い年やん

それはさておき、
高い場所にある照明だから歩く人はそんなに汚れを気にしない‥?
でも、きっと奇麗になればみんな気が付いてくれるはず

それを信じてピカピカにしていきましょうぜ

器具本体ごとごっそり外して掃除とメンテの開始ですぜ

うぉ、パッキンがバキバキに硬化してしまっている

蜘蛛の巣もいっぱいだなぁ‥
「くーもーりーガラスの向こうは蜘蛛の家‥」 はっ、いかん

寺尾聰さんに叱られる(笑)
これらは新しく取り寄せた特注パッキンで対応していきます

平成13年に建てられたこの街路灯。
資料を見つけるのに苦労しましたが、17年越しメンテの開始です

まずは硝子セードのお掃除からですねー

どれだけきれいになるのかが楽しみで仕方がない(笑)
硬化してこびりついたパッキンは無理せず残します。
「なんで??」
それは硝子セードの硝子自体の厚みが薄いからなんです

ちょっと力を加えると割れそうな雰囲気

慎重に1台づつ施工していくしかないご様子

磨き上げ、パッキンを新品にしたらひとまず保管。
照明器具の本体も掃除していきましょう

水垢がかなりひどくて、さらに蜘蛛の巣まみれー

でもこの程度はまだかわいいほうです(笑)
ひどい状態の器具はこの3倍は汚れがひどかったですからね



はい、蜘蛛の巣を取り払い、水拭きして掃除は完了

きれいになりましたぜ

後は元通りに組付け‥と、ちょっと待った。
大事な場所を掃除してないことに気が付いた

こういう大きくて高所にある器具には、蜘蛛が隠れる場所がいっぱい‥
ぱかっと器具の上面を持ち上げれば‥
ひぃぃぃー

本拠地がそこにありました‥
かなり気持ち悪い画像なので載せられません(苦笑)
代わりに掃除後の状況を載せておきます

蜘蛛が隠れている場所を一掃しておかないと
掃除してもすぐに蜘蛛の巣まみれにされてしまいますからね

この掃除とパッキン交換の後、別に依頼をしてある塗装屋さんが来て
14基すべてをきれいに塗り直す手はずになっています

さすがに17年も経過すると塗装の弱かった部分や、鳥が傷つけたり、
それらの糞尿で錆や塗装剥がれが発生しているんです

僕が塗装できなくもないのですが、そこは専門職に依頼するのが
今後のためにも最も最良な方法だと考えました

腕のいい経験豊富な塗装屋さんに依頼したので安心

現地も事前に見て打合せしてあるので問題なしです

ということで、器具を元通りに組付けていきますよー
おぉーピカピカのツヤツヤになったぁぁ



この調子でほかの器具も仕上げていきますぞぉぉ
煤けて汚れた照明器具が‥
before‥
after

こんなに艶やかに復活

向こうの景色までくっきり見えますね

あっ、ちなみに電球自体も磨いてあります

さりげなくゆがんだ部分も修正済み

秋の高山祭までに間に合ってよかったよかった

空はあいにくの曇り空だけど、硝子はすっきりきれいになりました

ただ、1台の器具のみ硝子セードに亀裂が入っていて、
持った途端に破損‥

現在その器具の硝子セードは取り寄せ中です。
何度か衝撃を受けている場所だったのでそれも要因にあるのかも

かなり慎重に作業させていただきましたが
高所での作業はけっこう精神疲労しちゃいますね



あと、ほぼ1日空中にいたので
高所作業車のふわふわ感が体に染みついちゃいました。
夜寝るとき、動いていないのに体が揺れている感覚

おかげでなかなか寝れんかった(笑)
セードが届き次第すぐに回収させていただきます。
塗装屋さんの施工に入る日も確認しておきますね

ご用命ありがとうございました

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