2020年02月04日
電球を変えても電気が‥ インバーターの寿命かな?
数年前に施工させて頂きましたお客様から工務店へ電話が入り、
僕の携帯に 「照明器具が電球を変えても点灯しないんです‥」 という連絡

資料を調べると、新築してお引き渡ししたのが平成22年度。
約10年の時間が経過したお客様のお宅でした。
当時の明かりプランを調べていくと、当時僕が設置したのが
どうやら FHC の丸形スリム蛍光灯の照明器具

8~10畳用の引き紐の照明器具だと確認できました

お客様自身で点灯しなくなった電球を交換したところ、まったく点灯しない。
この様な症状だという電話でのご連絡

「グローランプ(点灯管)の故障じゃないのか??」
という工務店さんの質問を頂きましたが、
今回の器具はインバーター点灯方式です

電子回路で構成された、即時点灯できる安定器を使用しており、
点灯管は装備されておりませぬ

一度お客様のところに行ってお話を聞いてから‥とも考えましたが、
照明が点灯していないのはご飯を食べるみんなが集まる空間

念のため‥と問屋で照明器具を1台準備して現地へGO

懐かしい空間にお邪魔しつつ、壊れた器具を確認。
久しぶりだね
壊れちゃったのかい??

お客様とお話をしながら器具の確認を進めていきます。
まずはスイッチの電源が確実に器具まで届いているかをチェック‥
問題なし

まれに照明器具ではなく、スイッチが故障している場合があるので
電圧確認は結構大切です

作業中の僕を見ながらお客様がポツリと呟かれます。
「もう暗くて暗くて‥」 ですよね

うむむ‥プラグ系統も問題ないし、電球は新品。
小球電球は点灯する‥これはやはり電子点灯式の安定器が故障か

「一応新品の照明器具を持ってきたのですが‥」
と、作業車に搭載してきた照明器具を搬入。
カタログを見て注文していただけるようにも準備してきましたが、
「暗いからぜひ変えてもらいたい
」 とのご要望。

わかりました、お任せくださいませ

持ち込んだ照明器具は引き紐のない照明なのですが、
「引き紐は全然使っていません。」 とのことなので問題なし。
故障した照明器具を撤去し、電球はまだ新品なのでお客様に返品。
他の部屋には蛍光灯の照明器具が存在しているので、
余った電球はそちらに使っていただけます

「えっ、すぐほかの器具も壊れていくんじゃ‥??」
そんな疑問もあるかと思いますが、照明の使用頻度で考えると
LDスペースにあるこの照明器具の使用頻度は最も多いことでしょう。
やはり点灯回数が多い照明器具ほど故障率は高まっていきます

お客様も文字が読みにくくなってきたとのことで、
電球色ではなく昼白色の照明器具を選定。
調色機能を省いて値段設定を低めにさせていただいております

引き紐がない代わりにリモコンが付属しますので、
手元の明かり調整はそちらでお手軽にできますよっ

建築関係の方に 「照明器具は蛍光灯でお願いします。」
そんな依頼を受けることがあるのですが、
申し訳ありませんが蛍光灯の照明器具の生産販売は各メーカー
終了していますので、ぜひ知識として頭の片隅に置いておいてください。
昨年もどうしても蛍光灯の器具が欲しいという方が見えて、
ネットもデットストックもさんざん探しましたが手に入りませんでした

水銀灯の生産ももうじき終わりを迎えます。(2020年6月末に終了)
良くも悪くもLEDの時代になってしまっていますので、
新しい明かりを選ばれるならば、器具ごと変えることをお奨めします

さて、照明器具を交換して試験点灯しましょ

ピッ と一発全開点灯

「明るいっ
」 お客様の歓声が僕の喜びです


工務店様にも交換完了をお伝えして、これにて施工は終了です

10年前、僕が一人で施工し始めた現場の一つです。
当時は細心の照明器具だっ! なんて取り付けた器具も
今見るとこんなんだっけ? という感覚。
自分も照明器具たちも進化しているんだなぁ‥
そうしみじみ感じてしまいました



10年前はまだまだ蛍光電球が売れまくっていた時代です。
LEDの性能も今後どんどん発展して、故障の少ない時代に入るでしょうね。
もしかしたらLEDを超える何かが作られるかも

どんな時代になっても明かりは人間の世界には必要不可欠です。
空間にあった、目的に合った明かりを提供していけるように
これからも頑張っていきます

ご用命ありがとうございました

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