2020年04月02日
EV充電コンセント♪ 車が来るまでに間に合わせるっ!
今回のご依頼は3月の末に頂いたもので、
「来月EV自動車が来るから充電設備を準備してほしい。」 というご依頼。
昨日1日かけて完成させました

こちらがEV充電用のコンセント設備になります

充電は通常充電で、急速充電ではありません。
このご依頼を頂いたときすでに3月下旬‥
来月って‥もう数日しかないぞっ



ということで急遽現地調査+お見積もりの作成に突入

分電盤はどこかな~??
Oh‥2階に分電盤があるじゃないか

EV用のコンセントは1階の車庫スペース‥ということはざっと見た感じで
外に配線を引き出して配管していかねばならんということだね



分電盤を確認して周囲をきょろきょろ‥
おっ、洗面室の横の浴室がユニットバス。
これならユニットバスを経由して外に配線を出せるな‥
そしてこの経路で1階の天井裏に行けばいいかな??
ここまで調査して今度は車庫スペースへ

調査の結果、配線総距離がおおよそ32m

‥長いな(苦笑)
お客様にお見積りをお渡した翌日、OKを頂いたので早速施工を開始っす

今回使う電線は、アースインCV電線 3.5sq-2C 

アース配線がまとめてある便利な電線です

これを分電を経由して天井裏へ、そこから浴室に通線していきます。
点検口が準備してあったのでとっても助かりますね

必要な分の線を天井裏に残し、充電器専用の盤を増設していきます。
分電盤に遮断器を直接接続しても良いのですが、
「時間で制御して充電を自動化したい。」 との意見もありましたので、
発展改造しやすいように盤を分離させて頂きます

このアースインCV配線は細いのですが、どうしても分電盤裏に入らない‥
よく見ればほかの電線も軽量天井の骨に押しつぶされとる

鉄骨を切り欠きしてバリ部分も曲げて処理。
これで難なく線が通せるようになりました

増設する盤は既存分電盤の右側に。
上から通線しようと思ったら真裏に筋交い

筋交いを欠損するわけにはいかない



なので下部の穴から2本通線しておきましょ

通線がすんでしまえばあとはこっちの物(笑)
電源供給元の既存分電より単相の 200V(ボルト) を取り出し、
EV充電用の配電盤に電源を供給します

雨脚が強まる前に屋外の配管を済ませてしまいたい‥
浴室の天井裏を経由し、壁面から地上まで通線

一人で長い配線を引き出す時にキンクしたり引っかかったりする。
そういう時は事前に電線を 「8の字」 に置いておくと便利ですよ

ここからは一気に作業を進めたので写真は少なめ(笑)
2階天井裏から1階天井裏への配管配線も無事完了です

小雨のうちに済ませられて助かったぜ

1階の天井裏を通線して、
車庫スペース手前で天井裏から配線がこんにちは

ここから地面近くまで通線して、午前中はこれにて終了

午後からは車庫スペースの配管を進めていきますぞっ

あと少しで完成できるぞ~

お客様とコンセントの最終位置を打ち合わせして固定

今回は手元でコンセントの通電を入り切りでき切る様、
スイッチも設けます

200V(ボルト) は片切スイッチではデンジャラス

専用の両切りスイッチで安心です。
取り付けるコンセントはEV充電専用の物を設置します。
防水仕様で、使う際には蓋を開けて使います。
完成状況を車庫スペースから見るとこんな状態です。
防水仕様なので屋外に近い部分の設置でも問題なしですよ

手元用のスイッチは蓋の内部も防水仕様になっており、
盗電防止用の簡易の鍵も付いています

2階の遮断器をONにして、手元スイッチをON

はい、通電試験も問題なしですね

増設した配電盤は漏電時の感度電流が 15mA(ミリアンペア)
住宅の主幹の漏電感度電流は 30mA(ミリアンペア)
漏電感度が高いのがEVコンセント用に設けた漏電遮断器ですが、
漏電時にはおそらく家の漏電遮断器も同時に遮断する可能性は高め。
ただし、感電の可能性はさらに減るので安心はしていただけます

お客様に完成状況の説明と使い方をお伝えして作業は完了です

これからはEVも徐々に増えていく時代。
駐車スペースに配線だけ準備しておくというのも良い手かもしれませんね

ご用命ありがとうございました

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