2014年09月21日
旅館の厨房もLED化へ
先日、市内にある旅館とつながりのある方から、
「厨房の照明をLED化してほしい。」とのご依頼をお受けいたしました。
アポイントをとり、旅館へと向かいます。
こちらはLED化する前の既存の照明器具です。
LED化するメリットとして、年季の入った古い器具でも躯体がしっかりとして
いてくれさえすれば、そこからさらに長く新品の様に使っていただけるように
なるということが挙げられます

それは、照明器具内にある安定器を使用しなくなるためなのです。
通常の照明器具の寿命は10年から15年とされています。
安定器はおおよそこの年数が経過することで経年劣化により故障することが
多いのですが、照明器具の躯体自体錆や接触不良、または絶縁不良が発生
していなければその年数以上に使用する事が可能です

すべての照明器具にこれが当てはまるわけではありませんが、おおよそ多く
の照明器具は今回のようなLED化によって寿命を延ばすことが可能です。
さて、こちらの写真が施工後のものです。
中央の20wの蛍光灯は交換していません。
上の写真と比べると天井面が少し暗くなっているのが分かりますでしょうか?
暗く感じることはありますが、下面に対しての明るさは十分に確保されている
のでご安心ください

器具改造によるLED化では安く施工が可能なことがメリットですが、どうしても
LEDが放熱するため上半分が光らない構造になっています。
この光らない部分が放熱機構となっており、この部分を触ると触れないほどでは
ありませんが熱くなります。
このLED電球はよく聞く電圧フリーと呼ばれるタイプのもので、交換したLED電球
の内部で100Vから200Vまでの交流電源を直流電源に変換しています。
既存の40w(ワット)二灯用の照明器具と比較してみますと、安定器があったとき
消費していたのはおおよそ 44W(ワット)×2本=88W
なぜ44w(ワット)なのかというと、電球が40w(ワット)消費していることと安定器
でも4w(ワット)程度電気を消費しているためなのです。
これをLED化することで 17w(ワット)×2=34w(ワット)となりました。
40w(ワット)二灯用の器具1台につき、54w(ワット)節電が可能になりました

今後もご依頼があれば、いつでもLED化工事にお伺いいたします。
厨房で作業されていた皆様にも喜んでいただくことができ、こちらもとてもうれしく
思うことができました

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