2018年02月03日
想いに合う操作や制御盤、いろいろ作ってみています。
お客様が電気を使っていて思うことはいろいろあると思います。
「あー‥ここにスイッチがあったらいいのに。」
「ここに照明があれば仕事がはかどるのに‥」
いろいろありますよね



どんな業種の方でも電気のお悩みは似ていて、
例えば工場で 「機械にこういう流れで動きをコントロールさせたい。」
そういう場合もあります。
実は、これも簡単に言ってしまえば、
家の中と同じでスイッチの操作を電気的に自動でさせているだけ

まずは簡単なところから制御盤のお話をすれば、
これだって制御盤(操作盤)なのです

右2つのコンセントが 常時100V(ボルト) のコンセントで、
左3つのコンセントには、それぞれスイッチが掛かっています。
これもご依頼を頂いて作ったものなのですが、
今まではスイッチ付のコンセントタップを使われており、
「操作する盤を作ってほしい。」 というご依頼で制作したものになります

スイッチを入れれば照明がつくのと同じで、
スイッチONでコンセントの電源がONになるという操作です。
これに自立した制御回路を組みこんで自動化したり、
時間で自動ON/OFFさせることも可能ですよ

逆に言えば、家の中のスイッチを自動化したり制御したりするのも
考え方は違えど同じ要領だと思っております

続いては、「三相動力のコンセントがほしい。」 というご依頼。
ただ電源を確保すればいいかと思いきや、
すでに機械負荷の繋がった制御盤のところに案内されました

ふむ‥ 0.75kw(キロワット) のコンベア装置の制御盤‥
「電源があるからここからとれるでしょ?」 というお客様。
まぁ電源は取れますけど

その前に教えてください、使いたい機械はなんでしょう???
ということで、見せていただいたのは「ブロア」
空気を送るための装置ですね

なんだか電気的な容量が大きそうだな‥

心配しながらドキドキの容量確認‥
どれどれ

0.65kw(キロワット) で、電流値は 3.2A(アンペア) のブロアですね。
ということは‥
いま現在電源を取りたいと言っていたコンベアのところから取れなくは
なさそうです

ただし、コンベアとブロアの同時運用は絶対にやめた方がいい

安全装置用の制御盤を作りました

ミニパワーリレーとマグネットスイッチを使った
よく見かける単純な制御盤です(笑)
コンセントも取り付けてこれで準備完了

制御の動きとしましては、ブロアはおそらく常時使うことになるので、
コンベアが定刻で動き出した時に、
ブロアの電源が自動で切れるように制御してあげます

電源はコンベア装置の端子から分岐し、
ブロアを停止させるための安全装置の制御電源は
コンベアのマグネットスイッチから拝借

つまり、コンベア始動と同時に安全装置に通電されて、
ブロアの電源を強制的にOFFにするという制御盤ですよ

電源をONして設置は完了です

「モーター負荷だから電気容量に対して遮断器小さくない?」
という方も見えると思いますが、
ちゃんと 「モーター保護兼用」 の遮断器を使用しておりますので、
負荷機器(ブロア)の大きな始動電流でも遮断することはありません

今後使用するブロアの電流値は 3.2A(アンペア) ですので、
始動後の安定した電流値でも 4A(アンペア) の保護で十分です。
ただコンセントを増設するということもできますが、
そうしてしまうことで大本の遮断器が落ちたりと、
他に影響することも考えられます。
制御盤の役割は、
① 快適に電気を使えるようにする。
② 機械や電気を自動で制御する。
③ 安全を十分に考慮しなくてはならない。
この3つです

世の中にはいろんな制御盤がありますが、必要に応じて
いろんなケースが考えられます。
「こんなことできたらいいなぁ」 が実現するかもですよ

お近くの電気工事店に聞いてみるといいかもですね

この度のご用命ありがとうございました

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