2018年04月09日
動力コンセント増設しても大丈夫? 契約内での使用ならOKです
今回のご依頼は、三相動力についてのご依頼です

「春までにハウスに動力コンセントを増やしてほしい。」
というお悩み‥もう春なのでぎりぎり間に合いました

「三相動力のコンセントを増やす‥ということは契約も増えるの?」
そう思われる方もいるかもしれません。
今回のお客様の場合の契約状況は 「主開閉器契約」 といって、
主幹となる遮断器(ブレーカ)の容量で契約するというものです

イメージしやすいように今回も図を書いてみました


遮断器の容量で契約するので、動力の機械は何台あっても大丈夫

と、そんな感じの契約だと考えてください

1人で何台も機械が必要で、でも契約容量は少なくして節約したい‥
そんな方にお勧めの契約となっています

同時に使う機械の合計値を主幹の容量として考えれば、
おのずと必要な契約容量が決まる‥そんな契約ですね

というわけで、配線をメインの配電盤から分岐していきます。
行き先がボイラーと記載されている 2.2KW(キロワット) の遮断器から
電源を確保します。
このボイラーは今はもうない機械なので、遮断器が余っていました

今回増設する動力のコンセントで何をするのかというと、
コンプレッサーを使えるようにしていきます

1.5KW(キロワット) のコンプレッサーです。
コンプレッサーには電源配線もついていない‥
ですので、コンセントで使用できるように準備してきました

移動して使えるようにと、5mのコードを準備してきました

接続して‥完成ですよ

配電盤からの電源配線は壁の構造材の中に収めつつ、
壁を迂回して配線してきています

あとは手元で必要な際に電源を遮断できるように、
1.5KW(キロワット) の遮断器とコンセントを設置。
普段は遮断器ON状態でOKですし、
コンプレッサー自体にもスイッチがあるので、この遮断器は
機械の保護専用となっています

電源を送っている先の遮断器が 2.2KW(キロワット) なので、
機械保護のためにはその機械に見合った遮断器が必要です

最後に電圧の測定と、回転が正相か、逆相化を確認せねばなりません

でないと機械が壊れてしまう場合があるからです

電源電圧は 200V(ボルト) と正常ですね

ただ、電源の回転が逆相でした

このままコンセントを挿してコンプレッサーを回すと、
モーターが逆転してしまうか、機械そのものが動きません

ということで、電源の配線を捻ってあげます‥
これで逆相だったものが正相になるのです

コンプレッサーを接続して試運転‥どうかな??
スイッチON

モーターの回転方向も起動状態も問題なしです

これにて今回の施工はすべて完了

配電盤の名盤も書き換えて、これでこちら側の遮断器操作も安心です

農作業本格始動までに間に合ってよかった



今回のご用命ありがとうございました

自宅の方の照明改修も近いうちに寄らせていただきますね

***************
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この記事へのコメント
ノラさん、コメントありがとうございます。
今お悩みになっている通り、負荷機器の数が多いですが1人でしか機械を使わない場合には主開閉器契約が一番有効かと思います。
負荷設備契約ですと、使わない機械の能力の合計での契約になってしまうので、基本料金がかなり無駄となってしまいます。
しかもすべての機器をコンセント使用ではなく結線での設置となってしまうので移動などを考えた場合不利になります。
主開閉器契約であればコンセントも自由に取り付けられますので、同時に使われるいちばん大きな機器(今回の場合3.7kw+0.75kw)の合計、つまり4.45kwですので5kw程度の契約に程度で収めることができるとおもいますよ~
モーター保護兼用の漏電遮断器を主開閉器選定にすればギアドモーターが安定起動するまでに遮断器が切れることはないと思われます。
パナソニックの「BJW3153」は15Aの遮断器なので5kw契約が可能です。
ただし、始動電流があまりに大きい場合、この上の契約にする必要があるかもしれませんのでご注意ください。
また、負荷設備契約ですと教えていただいた機械の能力合計が13.3kwになるので、単純計算で倍以上の基本料気になってしまいます(汗)
お近くの電気工事店に主開閉器契約で契約したいという旨を伝えていただき、一度調べていただくことをお勧めします。
中部電力ですと、機械の仕様書、機械の能力、名称、メーカー等が契約時に必要になりますので、あらかじめ準備しておくとスムーズに設計が進むとおもいます♪
実際の機器を見ていませんので、あくまでもこんなことができますという参考としてください(^^)
ちなみに、10Aの遮断器は3kw契約、
20Aの遮断器は7kw契約、
30Aの遮断器は10kw契約となっています。
この程度のアドバイスしかできませんが、宜しくお願い致します。
今お悩みになっている通り、負荷機器の数が多いですが1人でしか機械を使わない場合には主開閉器契約が一番有効かと思います。
負荷設備契約ですと、使わない機械の能力の合計での契約になってしまうので、基本料金がかなり無駄となってしまいます。
しかもすべての機器をコンセント使用ではなく結線での設置となってしまうので移動などを考えた場合不利になります。
主開閉器契約であればコンセントも自由に取り付けられますので、同時に使われるいちばん大きな機器(今回の場合3.7kw+0.75kw)の合計、つまり4.45kwですので5kw程度の契約に程度で収めることができるとおもいますよ~
モーター保護兼用の漏電遮断器を主開閉器選定にすればギアドモーターが安定起動するまでに遮断器が切れることはないと思われます。
パナソニックの「BJW3153」は15Aの遮断器なので5kw契約が可能です。
ただし、始動電流があまりに大きい場合、この上の契約にする必要があるかもしれませんのでご注意ください。
また、負荷設備契約ですと教えていただいた機械の能力合計が13.3kwになるので、単純計算で倍以上の基本料気になってしまいます(汗)
お近くの電気工事店に主開閉器契約で契約したいという旨を伝えていただき、一度調べていただくことをお勧めします。
中部電力ですと、機械の仕様書、機械の能力、名称、メーカー等が契約時に必要になりますので、あらかじめ準備しておくとスムーズに設計が進むとおもいます♪
実際の機器を見ていませんので、あくまでもこんなことができますという参考としてください(^^)
ちなみに、10Aの遮断器は3kw契約、
20Aの遮断器は7kw契約、
30Aの遮断器は10kw契約となっています。
この程度のアドバイスしかできませんが、宜しくお願い致します。
Posted by ノリさん
at 2018年05月02日 07:51

コメント欄から失礼いたします。
三相200vの主開閉器契約のことを調べていまして、ちょうど記事があったもので、教えていただきたい事があります。
全てモーター機器、木工機械がほとんどで3.7kw(+インバーター制御のギアドモーター0.75kw)、2.2kwが3台、1.5kw、0.75kwの6台の機械を使う予定なのですが、1人で使う為、一度に使うのは、必ず一台のみで、3.7kw(+0.75kw)が最大となります。
その為、主開閉器契約はどうかと考えているのですが、モーター機器は起動電流が大きく、それに耐えられる契約にすると負荷契約とどちらがいいのかわからなくなってしまいました。
3.7kwの機械付属のギアドモーターは、本体が安定してから起動させたら起動電流の影響は小さいのかな?と思っています。
現実的に開閉器契約の20Aや30Aで、これらの機械は使えますか?
あるいは、負荷契約の方が安いでしょうか?
当方中部電力管内ではあるのですが、静岡なので、お願いするのは難しいく、大変失礼かと思いますが、近くに聞ける人がいないもので、教えていただけたら幸いです。
三相200vの主開閉器契約のことを調べていまして、ちょうど記事があったもので、教えていただきたい事があります。
全てモーター機器、木工機械がほとんどで3.7kw(+インバーター制御のギアドモーター0.75kw)、2.2kwが3台、1.5kw、0.75kwの6台の機械を使う予定なのですが、1人で使う為、一度に使うのは、必ず一台のみで、3.7kw(+0.75kw)が最大となります。
その為、主開閉器契約はどうかと考えているのですが、モーター機器は起動電流が大きく、それに耐えられる契約にすると負荷契約とどちらがいいのかわからなくなってしまいました。
3.7kwの機械付属のギアドモーターは、本体が安定してから起動させたら起動電流の影響は小さいのかな?と思っています。
現実的に開閉器契約の20Aや30Aで、これらの機械は使えますか?
あるいは、負荷契約の方が安いでしょうか?
当方中部電力管内ではあるのですが、静岡なので、お願いするのは難しいく、大変失礼かと思いますが、近くに聞ける人がいないもので、教えていただけたら幸いです。
Posted by ノラ at 2018年05月01日 16:25