2021年12月15日
電気のポールにもスポーツのポールにも支線、根巻施工!
今回のご依頼はとある学校の送電用ポールの改修と、
グラウンドにあるスポーツ用のネット支柱3本の改修施工のお話

ネットのポールについてはす電に電気工事でも何でもありませんが、
ご依頼下さった以上は完璧に直しますよっ


ネットのポールには根元にコンクリートを打ち込んでありました。
だけど地盤が柔らかすぎたために根元から中心のポールに向けて
引き倒される形で歪んでいます

これを直すには一度ポールの周囲を掘り起こした上でコンクリート打設。
左右にあるポールには視線を施して強度を上昇させる作戦です

3本とも根元を重機で掘り起こして水準を調整

いくら軟弱な地盤と言えども、
これだけの範囲をコンクリートで覆ってしまえば強度は万全です


手によるコンクリート打設も考えましたが、
3か所ともこの量を練るのは正直キツイ(苦笑)
ミキサー車を手配してコンクリートを直で打設して仕上げました


掘り起こした3箇所に必要な量のコンクリート量を計算するわけですが、
計算はいたって簡単です。
容積を計算してあげるだけですからね

(縦幅m × 横幅m × 深さm) ― (縦幅m × 横幅m × 深さm)
つまり、 (穴全体の容積) ― (ポール部分のコンクリート容積)
これを3箇所足してあげれば必要な量が出せるというわけです

僕の計算では 0.7㎥(立法メートル) 、0.7立米とも言いますね。

ただ今回は送電用ポールの改修もあるので、
そちらの分のコンクリート打設も鑑みて 0.8㎥ のコンクリートを発注。
午前中の穴掘りにて建柱しておいて、
型枠形成直後にミキサーの到着でした


こちらのポールは送電用のものなので、
ポール全長の 1/6 の埋設が不可欠です。
ポール自体は 6m なので 1m埋設すればOKと言う事なのですよ

6m のポールは車に積んで運ぶんですが、実際に積むとこんな感じ

街中は完全にアウトな状態です


こちらのポールの穴ですが、手掘りで垂直に 1m 掘っています


そこから周囲を掘り下げて木枠を形成。
コンクリートの根巻をするという施工方法になります


コンクリートは 0.8㎥ でジャストでしたよ

この日は穴掘りとコンクリート打設にて終了。
後日に4本ともに装柱を施していきます


―そして後日。
最初に送電用ポールに装柱を完了させて、電気復旧を優先します。
送電線の距離もかなりあるので、支線は必須となります


倒木によって引き倒されたポールにつながっていた碍子ですが、
金具の部分が伸びてしまっています。
強度のある金具がここまで伸びるのには相当の衝撃があったと言う事‥
今回復旧できて本当に良かったです


スポーツ用のネットも張り直して、左右のポールには支線を施工。
これでもう、よほどのことがない限り倒れませんよ


電気のポールは然りですが、こういった上部へ力の掛かるポールには
支線を取るのが必須です。
たとえコンクリートで地盤を盤石にしたとしても、
ポールは必ず力の掛かる方へと引っ張られます。
力が拮抗していれば倒れないという事です

今回の施工も無事に完了

この度のご用命、誠にありがとうございました

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