2014年07月07日
電球の色温度と明るさの定義とは
お客様から、
「リビングの電気が暗くてどもならんでなんとかしてくれ。」
そのようなご依頼があったので解決してきました。
訪問させていただき、照明器具と電球を確認しました。
電球色の蛍光灯電球を使用されていて、
電球は 60w(ワット) 相当の電球を使用しているんですが、
12畳の部屋に対して電球色の色は色温度が低いため
暗い感じがありました。
色温度とは、絶対温度のことで、この値、
K(ケルビン)値が低いと赤っぽい色になり、
K(ケルビン)値が高いと青白っぽい色
ということになります。
交換前の電球は、おおよそ 2,800K(ケルビン) 程度で、
色温度が低いため電球色(赤っぽい色)となっています。
ちなみに消費電力は 1個につき 15w(ワット) です。
ここでさらに気を付けて頂きたいのが、
もうひとつの値 lm(ルーメン)です。
lm(ルーメン)とは光束のことで、文字通り光の束です。
色温度がK(ケルビン)であり、
放射量においての放射束がlm(ルーメン)です。
解りやすく言いますと、
lm(ルーメン)値が低いと暗くなり(あまり明るくないという事です)、
lm(ルーメン)値が高いと明るくなる。
ということです。
ですので、そのほかの条件を含まず単純に説明しますと、
この2つの値が大きなものほど明るくなる。
ということです。
今回交換したLED電球の光束は 810lm(ルーメン)
交換前の蛍光灯電球も 810lm(ルーメン) と表記は同じです。
ただし、今度はK(ケルビンが) 2,800K から 5,000K と、
倍とは行きませんがケルビンの値が増えた電球です。
こちらが交換後に点灯した器具です。
写真ではわかりにくいのですが、色温度のK(ケルビン)の値が
増えたことで、物の見え方がよくなり、
とても明るく感じられるようになりました

お客様にもとても喜んでいただくことができました



ちなみに、消費電力は 1個につき 10w(ワット) です。
色温度が電球の色を表し、光束が明るさを決める
そのような感じだとお分かりいただけたでしょうか

使用した電球の色温度により、
電球色 ‥ 赤っぽい色
昼白色(ナチュラル色) ‥ 白っぽく太陽に近い光
昼光色(クール色) ‥ 青白い光
市販されている電球の色温度は、おおむね上記した3種類に
分かれることが多いです。
ちなみに、この ナチュラル色 と クール色 の色分けは
ちなみに、この ナチュラル色 と クール色 の色分けは
パナソニック電工が決めたもので、他社では呼び名が違います。
ということで、もっと細かく話をしますと‥
ということで、もっと細かく話をしますと‥

昼光色 JISでは 5,700-7,100K 通常は 6,500K
(晴天の正午の日光の色)
昼白色 JISでは 4,600-5,400K 通常は 5,000K
昼白色 JISでは 4,600-5,400K 通常は 5,000K
(晴天の正午をはさんだ時間帯の日光の色)
白色 JISでは 3,900-4,500K 通常は 4,200K
(日の出2時間後の日光の色)
温白色 JISでは 3,200 - 3,700K 通常は 3,500K
(夕方の日光の色)
電球色 JISでは 2,600-3,250K 通常は 2,7800K、3,000K
温白色 JISでは 3,200 - 3,700K 通常は 3,500K
(夕方の日光の色)
電球色 JISでは 2,600-3,250K 通常は 2,7800K、3,000K
このように規定されています

電球色とは、作り出された光の中ではとても暗い部類の色なのです

あとは光の広がりを技術的に決めている、光の広がり方が重要です。
今回のLED電球は、ほぼ全方向に光が広がる 300° タイプの
電球を使用しました。
商品の中には 180° の物や、120° といった電球も市販されています。
「ルーメンが同じだからきっと明るいんじゃない?」
「ルーメンが同じだからきっと明るいんじゃない?」
「なんだかわからないけど安いからいいや。」
こんなこと今までにありませんでしたか?
電球を交換する際には、よく考えて購入していただきたいと思います。
その電球、本当に明るいですか
?

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